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[7]出力見本を印刷する

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
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入稿用データを保存する前にプリントアウトして、イメージ通りの仕上がりになっているか確認しましょう。

また、多くの印刷所では、「出力見本(紙にプリントアウトした原稿)」の提出が必要です。データ入稿の場合、まれにデータが破損していたり、送ろうと思っていた原稿と別の原稿を送ってしまったりするトラブルが多く、印刷所側で間違いを把握するのが困難なためです。

そこで、BOOKLINERからデータをプリントアウトする2通りの方法をご紹介します。

CLIPプリントサービスを利用する

CLIPには、全国のセブン-イレブン店頭のマルチコピー機から、作品をプリントできる[プリント]サービスがあります。このサービスを利用すれば、家にプリンタが無い方でも簡単にプリントアウトができます。

(1)印刷しないページのチェックを外します。


(2)[ファイル]メニューから[書き出し]→[CLIPプリント用データ]を選択します。


(3)[CLIPプリント用データの書き出し]ダイアログで、各種設定を行います。


①カラーページの解像度
カラーページの解像度を設定します。このダイアログでは、CLIPプリントできれいに印刷ができる[600dpi]と[300dpi]が選択できます。ここでは[300dpi]を選択します。

②出力用紙
出力する用紙のサイズを決めます。ここではA4縦を選択します。

③色の設定
[色深度]を選択します。ページごとに色深度の編集をしていた場合(表紙:カラー 本文:モノクロ など)は、[ページの基本表現色に従う]を選択します。

④裁ち落とし設定
裁ち落とし幅を設定します。入稿先の指定サイズに合わせます。

⑤レイヤー出力
ComicStudioでデータを作成した場合のレイヤーと、BOOKLINER上で編集したノンブル・テキストの書き出しを設定します。

特に意図がなければ、そのままの設定で問題ありません。

⑥出力範囲
どのページをプリントするか設定できます。白紙のページをプリントしてしまうともったいないため、あらかじめ編集ウィンドウでチェックを外しておき、[チェックしたページ]で出力するようにしましょう。

⑦CLIPプリント用データと出力確認用データの出力先
出力するデータの名前と、データの保存先を設定します。

⑧容量オーバー時の処理
CLIPプリントサービスは、1ファイルにつき容量が2MBに制限されており、これを越えた場合の自動処理方法を選択できます。
詳細は、[詳しくはこちらをお読みください]をクリックして確認できます。

(3)CLIPプリント用のデータが書き出されました。このデータをCLIPサーバにアップロードし、ネットプリントに送信します。

CLIPのプリントサービスについて、詳しくはこちらをご覧ください。


自宅のプリンタを使用する

もちろん家にプリンタでプリントアウトもできます。「印刷代がもったいない・・」といった場合は、自宅プリンタを使用して節約をしてしまいましょう。

印刷の前に、[印刷設定]で、原稿をどのように印刷するか設定します。[印刷設定]ダイアログは、ページを開いて[レイアウト]タブを表示した状態で編集すると、画面上で印刷イメージを確認できます。

(1)[レイアウト]タブを選択した状態で[ファイル]メニュー→[印刷設定]を選択します。


(2)[印刷設定]ダイアログで、各種設定をします。


①印刷サイズ
印刷時の画像の拡縮について設定します。ここでは等倍で出力するので、[実寸]を選択します。

②出力範囲
原稿用紙のどの範囲までを印刷するか設定しますここでは、同人誌の仕上がりサイズのB5用紙に印刷するので、仕上がり枠に該当する、[トンボの内側まで]を選択します。選択した範囲は、赤線でページ上に表示されます。

③色深度
色深度の設定ができます。今回はページごとにカラー・モノクロを設定したので、[最適な色深度を自動判別]を選択します。

④下描き情報
ComicStudioでデータを作成していた場合の、下描き用レイヤーの画像を出力するか設定できます。「下描き込みで印刷したい」など、特に意図がある場合を除き、基本的にチェックは入れません。

⑤仕上げ情報
ComicStudioでデータを作成していた場合の、仕上げ用の各レイヤーの出力設定ができます。特に意図がなければ、そのままの設定にします。

⑥ページ情報
ページ上に表示されている各情報を出力するか設定できます。

⑦特殊設定
作成原稿が、B4などの家庭用プリンタで対応していない規格だった場合、A4サイズ2枚で分割して出力、などといった設定ができます。
今回はA4で原稿を作成しているので、特にチェックは入れません。
※[90度回転する]はページを開いていると表示されます。

⑧印刷イメージ表示
ここにチェックを入れると、⑥ページ情報 でチェックを入れなかった項目が非表示になり、印刷に出る情報のみが表示されます。
※[印刷イメージ表示]はページを開いていると表示されます。

(3)設定が終了したら、[OK]をクリックします。


(4)[ファイル]メニューから[印刷]を選択します。


(5)[印刷]ダイアログで各種設定をします。


①プリンタ
使用するプリンタを選択します。用紙サイズの設定は[プロパティ]から行います。今回は仕上げサイズの[B5]に設定します。

②印刷範囲
印刷するページを指定します。通常、家庭用のプリンタはカラー・モノクロのそれぞれ適した設定で一度に印刷できないので、モノクロページ・表紙ページは分けて印刷します。

③印刷部数
印刷する部数を設定します。
※使用するプリンタがインクジェットプリンタの場合、画質が粗くなる場合があります。

上記方法でプリントアウトした出力見本は、各印刷所の指定どおりの方法で送付しましょう。

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