1.トーンの種類
提供者 : セルシス
更新日 : 2015/06/30
閲覧数 : 15402回 総合評価 : 8件
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トーン素材を作ろう! -その1-基本
[1]トーンの種類
ComicStudioのトーン
ComicStudioはマンガ制作ソフトなので色は白と黒の2色で表現します。(カラーレイヤーは例外です。)グレーは黒の不透明度を下げて表現しています。ですから、トーンの種類は黒白画像のみを登録できる「パターントーン」と、グレー画像も登録できる「背景トーン」の2種類に分けられています。
1.パターントーン
ComicStudioの「パターントーン」は黒白二値のトーンです。グレーを使った画像を「パターントーン」として登録すると、グレー部分は無視されて強制的に二値化されます。このトーンはIllustStudioでも使用できます。
2.背景トーン
「背景トーン」は黒白グレーのトーンです。グレーを使用した画像をトーンに登録する場合は、「背景トーン」として登録します。登録されたトーンのグレー部分は網点⇔グレーに切り替えることができます。
IllustStudioのトーン
IllustStudioでトーンを登録する場合、どの表現色のレイヤーで画像を作成したかによってトーンの性質が異なります。
※IllustStudioで登録したトーンは、ComicStudioでは使えません。
画像を作成するレイヤー | 登録する画像 | 登録したトーンの[レイヤープロパティ]パレットでの色の変更 |
黒(1bit)レイヤー |
黒(1bit)レイヤーで登録したトーンは、色を任意のものに変更できます。[レイヤープロパティ]パレットの[レイヤーカラーを使用する]にチェックを入れ、[メインカラー]の色を変更します。 |
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黒白(2bit)レイヤー |
黒白(2bit)レイヤーで登録したトーンは、黒部分の色を任意のものに変更できます。[レイヤープロパティ]パレットの[レイヤーカラーを使用する]にチェックを入れ、[メインカラー] の色を変更します。 |
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グレー(8bit)レイヤー |
グレー(8bit)レイヤーで登録したトーンは、色を任意のものに変更できます。[レイヤープロパティ]パレットの[レイヤーカラーを使用する]にチェックを入れ、[メインカラー] の色を変更します。グレーなので、下のレイヤーの色が透けて表示されます。 |
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カラー(32bit)レイヤー |
カラー(32bit)レイヤーで登録したトーンは、登録した時の色が固定されるため、[レイヤープロパティ]パレットでの色の変更ができません。黒で描いた画像を登録した際は黒、グレーで描いた画像を登録した際はグレーの色のトーンとなります。 |
補足
各トーンを制作できるアプリケーションと、読み込みできるアプリケーションの一覧です。背景トーンはComicStudio専用です。
ComicStudioで登録したパターントーンは、IllustStuioでも使うことができます。
制作アプリ | 読み込みできるアプリケーション | |
ComicStudio | IllustStudio | |
IllustStudioで制作したトーン | × | ○ |
ComicStudioの[編集]メニュー→[パターンを登録]から登録した「パターントーン」 | ○ | ○ |
ComicStudioの[素材] パレットから画像を読み込んで制作した、グレースケールの「背景トーン」 | ○ | × |
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