トーン素材を作ろう！ -その1-基本

[3]画像の選択方法

※IllustStudioのバージョン：IllustStudio Ver.1.1.1 ComicStudioのバージョン：ComicStudio Ver.4.5.1

トーンは同じ画像の繰り返しで表示されます。画像を「パターントーン」として登録するときは、画像をComicStudio、IllustStudio上で描くか、別に画像がある場合はいったんComicStudio、IllustStudioに読み込みます。画像を選択してトーンとして登録しますが、画像の選択にはポイントがあります。

ComicStudioの背景トーンは画像を汎用画像で用意しますが、その場合も画像の作り方は同じ考え方で行います。

画像のみを選択する

レイヤーを選択

レイヤー上に登録する画像だけが描かれている場合は、そのレイヤーを選択してトーンへの登録を行います。

次のようにレイヤーに使用する画像のみが描かれている場合

[レイヤー]パレットで画像が描かれているレイヤーを選択します。

この状態で画像をトーンに登録すると「チェック紫」のみが登録されます。

シュリンク選択

次のようにレイヤーに使用する画像以外のものが描かれている状態のときに、レイヤー選択でトーンに登録してしまうと……

4つの画像が「画像」レイヤーに描かれている状態

他の画像まで登録されてしまいます。

このような場合は画像をシュリンク選択します。

①[ツール]パレットで[矩形選択]ツールを選択します。

②[ツールオプション]パレットで、[シュリンク]を選択します。

③使用する画像を囲みます。

使用する画像のみが選択されるので、この状態でトーンに登録をします。

画像のまわりに空間をつくって選択する

シュリンク選択は囲んだ画像の形で選択されます。
例えば、つぎのような画像をシュリンク選択すると、スペードの形に選択されます。

これをトーンに登録すると、

スペードが隙間なくびっしりと並んだトーンが作成されます。
画像を間隔をあけた状態でトーンにしたい場合は、画像のまわりに空間を含んだ状態で画像を選択します。

正方形に選択する

パターンを縦横規則正しく並べる場合は、正方形の選択範囲を作成します。

この状態でトーンに登録すると、つぎのようなトーンになります。

横長の長方形で選択する

横長の長方形で選択すると、縦に並んだ状態になります。
右側に空間を空けて選択します。

この状態でトーンに登録すると、次のようなトーンになります。

縦長の長方形で選択する

縦長の長方形で選択すると、横に並んだ状態になります。

この状態でトーンに登録すると、次のようなトーンになります。