1.パターンの繰り返しで作る背景トーン
提供者 : セルシス
更新日 : 2015/06/30
閲覧数 : 18791回 総合評価 : 11件
閲覧数 : 18791回 総合評価 : 11件
トーン素材を作ろう! -その3-背景トーンを作る
[1]パターンの繰り返しで作る背景トーン
繰り返しパターン
地面、空などある程度一定のパターンの繰り返しで構成される背景は、パターンの繰り返しで使用するのを前提に作成します。
「繰り返しパターン」とは
トーンのつなぎ目を処理する
つなぎ目の無いトーンや、背景のすべてを描かずあとから書き足すことで幾通りもの使い方ができるトーンの作成法を紹介します。
今回は荒地の背景トーンを作成します。
[ペン]ツール等で荒地の背景一部を描きます。
同じパターンをランダムに並べて、シームレス(つなぎ目の無い)トーンになるように作ります。
(1)作業前にオリジナルのパターン画像が描かれたレイヤーを複製します。
オリジナルのパターン画像を加工してしまうと、後から修正が困難になることがありますので複製をしておきます。
(2)レイヤーを複製し、下図のように並べます。
(3)二つのレイヤーを統合します。
(4)[ツール]パレットから[矩形選択]ツールを選択します。
(5)画像の半分ほど囲んだ選択範囲を作成します。
(6)横の位置がずれないよう、囲んだ部分を下に持っていきます。ComicStudioの場合、[レイヤー移動]ツールに切り替えて[↓]キーで下に移動します。IllustStudioの場合、[矩形選択]ツールのまま[Ctrl]キーを押しながら、[↓]キーで下に移動します。
(7)元のパターン画像のレイヤーを複製し、隙間を補完するように並べます。この時、上下に画像がはみ出さないように配置します。
(8)レイヤーを統合します。
これでシームレスのパターン画像の完成です。この画像をトーン登録し、先程と同様に使用します。
先程よりも地面の描き込みが複雑になり、手描き感が生まれました。このようにほんの少しの手間で素材のクオリティが一気に上がります。カラートーンもシームレス化すると便利です。
コメント