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[キャラクター]トラックの[全体位置][全体回転]

提供者 : セルシス    更新日 : 2016/07/28   
閲覧数 : 1984回 総合評価 : 1件

[キャラクター]トラックの[全体位置][全体回転]を解説します。
[全体位置]、[全体回転]のキーフレームを利用すると、移動や回転を伴うモーションの作成がより簡単になります。

今回のサンプルデータです。
TIPSforCSA_012.zip
※当サンプルデータに関するユーザー様へのサポートは行っておりません。
※サンプルとして提供するデータの転載、再配布は禁止します。


今回は歩行のループモーションを使用してキャラクターが下図のように原点の周りを歩行するモーションを作成します。


上部メニュー[ファイル]から[開く]を選択して、[開く]ダイアログから今回のサンプルデータ「TIPSforCSA_012.capj」を選択して[OK]ボタンをクリックします。今回のサンプル「TIPSforCSA_012.capj」には、既にキャラクターに歩行のループモーションが作成されています。 [タイムラインビュー]内、[女子学生A]トラックの▲をクリックして、トラック内をクリックするとキーフレームが表示されます。



キャラクターを移動させるには、モーションが短いのでループモーションのキーフレームを複製して現状の12倍、480フレームのモーションを作成します。クリップの端にアイコンを合わせ、アイコンが変更したら「480」フレームまでドラッグを行いクリップ全体を延ばしていきます。同様に「480」フレームまで[タイムラインの終了フレーム]を移動させます。


0~40フレームまでの歩行のループモーションのキーフレームを複製していきます。
まず、下図のように[タイムラインビュー]内でドラッグを行い、0~40フレームのキーフレームを矩形選択します。


[Alt]キーを押したまま40フレーム分ドラッグを行い、キーフレームを複製します。
40フレームは、複製により上書きされます。


同様に0~80フレームまでのキーフレームを複製していきます。
まず、下図のように[タイムラインビュー]内でドラッグを行い、0~80フレームのキーフレームを矩形選択します。


[Alt]キーを押したまま80フレーム分ドラッグを行い、キーフレームを複製します。


同様に0~160フレームまでのキーフレームを複製していきます。
まず、下図のように[タイムラインビュー]内でドラッグを行い、0~160フレームのキーフレームを矩形選択します。


[Alt]キーを押したまま160フレーム分ドラッグを行います。今回は2回複製を行い480フレームまでのキーフレームを作成します。


480フレームまでの歩行モーションが作成されましたので、[全体の位置][全体の回転]を使用して、キャラクターが円状に歩くモーションを作成していきます。 [カレントフレーム]を0フレームに戻して、画面左に配置されている[詳細ビュー]内の[全体移動][全体回転]を表示します。


[詳細ビュー]内の[全体移動]→[Z座標]に「190」を入力した後、[全体位置にキーフレームを追加]ボタンをクリックします。同様に[全体回転] →[Y軸]に「-90」を入力した後、[全体回転にキーフレームを追加]ボタンをクリックします。


[カレントフレーム]を120フレームに移動させます。
[詳細ビュー]内の[全体移動]→[X座標]に「190」、[Z座標]に「0」を入力した後、[全体位置にキーフレームを追加]ボタンをクリックします。同様に[全体回転] →[Y軸]に「0」を入力した後、[全体回転にキーフレームを追加]ボタンをクリックします。


[カレントフレーム]を240フレームに移動させます。
[詳細ビュー]内の[全体移動]→[X座標]に「0」、[Z座標]に「-190」を入力した後、[全体位置にキーフレームを追加]ボタンをクリックします。同様に[全体回転] →[Y軸]に「90」を入力した後、[全体回転にキーフレームを追加]ボタンをクリックします。


[カレントフレーム]を360フレームに移動させます。
[詳細ビュー]内の[全体移動]→[X座標]に「-190」、[Z座標]に「0」を入力した後、[全体位置にキーフレームを追加]ボタンをクリックします。同様に[全体回転] →[Y軸]に「180」を入力した後、[全体回転にキーフレームを追加]ボタンをクリックします。


[カレントフレーム]を480フレームに移動させます。
[詳細ビュー]内の[全体移動]→[X座標]に「0」、[Z座標]に「190」を入力した後、[全体位置にキーフレームを追加]ボタンをクリックします。同様に[全体回転] →[Y軸]に「270」を入力した後、[全体回転にキーフレームを追加]ボタンをクリックします。


1周分の[全体移動]と[全体回転]の設定が完了したので一度ループ再生を行い、モーションを確認します。[ループ再生]ボタンをONにして[再生・停止]ボタンをクリックします。


ループ再生を行うと、下図赤枠内でキャラクターの移動がスムーズに行えていないことが解ります。[ファンクションカーブ編集]を使用して、[全体移動]の値を修正していきます。


[ファンクションカーブ編集開始]ボタンをクリックします。


[全体移動]トラックをクリックすると、[全体移動] の[X座標] [Y座標] [Z座標]のグラフをが表示されます。


ループ再生時にキャラクターの移動がスムーズに行えていない原因は、 [全体移動]の[X座標]が下図赤枠内、青い点線のようになっていないことが原因ですので、グラフを修正していきます。[表示]の[値]ボタンをONにして[X座標]のグラフのみを表示します。


[X座標]のグラフをクリックするとハンドルが表示されますので、0フレームと480フレームのハンドルを使用してグラフを修正します。


グラフの修正が完了したので[タイムライン表示に戻す]ボタンをクリックします。


現状のままだとループでの再生時、同じ姿勢である0フレームと480フレームが2度再生されることになるので[タイムラインの最終フレーム]を479フレームに移動させます。


最後に[再生・停止]ボタンをクリックして修正部分を確認します。
原点の周りを円状に歩くループモーションが完成しました。


コメント
翠河 2014/03/31 19:43
勉強になります