[2]まずは準備
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1.台本モードへの変更
CLIP STUDIO ACTIONの起動直後はタイムライン編集モードになっているため、そのままでは台本編集を行えません。
まず台本編集モードに切り替える必要があります。
※既に台本モードで保存されたプロジェクトを開く場合は、自動的に台本編集モードに変更されるため、この手順は必要ありません。
(1)[ファイル]メニュー→[新規]を実行します。
(2)[新規プロジェクト]ダイアログで[プロジェクトの種類]→[台本]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
(3)パレットの配置や表示内容が変わり、台本編集モードに切り替わりました。
台本編集モードでは、上部メニューの内容や実行可能なコマンドがタイムライン編集モードと異なります。
2.素材の読み込み
台本に入力する前に必要な素材をあらかじめ読み込んで準備しておきます。
(1)背景素材を読み込みます。
例として、[素材]ビューからCLIP STUDIO ACTIONのプリセット素材、「教室廊下01」を、ステージ(またはプロジェクトビューでもOK)にドラッグ&ドロップします。
この段階ではステージの見た目には変化はありません。左上の[プロジェクトビュー]に「教室廊下01」が追加されます。
台本編集モードでは、タイムライン編集と違ってキャラクターだけではプレビュー再生できないので、必ず3D背景データを読み込んでおきます。
この時読み込む背景データには「場面(シーン)」が設定されている必要があります。
場面設定のない背景データは、台本モードは使用できません。
(2)キャラクター素材を読み込みます。
同じように、場面に登場するキャラクターをドラッグ&ドロップで読み込みます。
素材ビューから「男子学生A_ACTION2」と「女子学生A_ACTION2」を[プロジェクト]ビューに読み込みます。
3.シーンの設定
次に、 [プロジェクト]ビューに読み込んだデータの設定を行います。
(1)[シーン]ビューの[設定]ボタンをクリックします。
(2)[シーン設定]ダイアログで任意の「シーン名」を入力し、[場面]のリストから「場面」(=登場人物の配置)を選択します。
今回は「教室廊下01:教室」を選択します。
背景データによっては初期設定以外にも複数の場面設定を持っているデータもあります。
(3)「出演者」に、先ほど[プロジェクト]ビューに読み込んだキャラクターを割り当てます。
この割り当てによって、場面内での各キャラクターの立ち位置が確定します。
場面「教室」には最大2人の出演者が登録できます。
出演者A:「男子学生A_ACTION2」、出演者B:「女子学生A_ACTION2」をそれぞれリストから選択します。
「場面」には複数の登場人物が割り当て可能なものがありますが、必ずしもすべての出演者を割り当てる必要はありません。「設定無し」を選択するとその人物は読み込まれません。
つまり、最大3人出演可能な場面で、出演者Bを「設定無し」にすると、出演者A、出演者Cの2人だけが登場する台本になります。
(4)キャラクターの男女を設定します。
[プロジェクト]ビューで「女子学生A_ACTION2」を選択して、[設定ボタンをクリックします。
(5)[データ設定]ダイアログが表示されるので、[属性]リストで「女性」を選択します。
この設定はキャラクターが喋る際の合成音声の声の種類に影響します。
同様に、「男子学生A_ACTION2」が「男性」になっていることを確認します。
(初期設定は「男性」なので、変更する必要はありません。)
(6)設定が終わったら[シーン]ビューの[プレビュー]ボタンをクリックしてキャラクターの配置などを確かめます。
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