[3]台本を入力してみよう1~台詞と基本のアクション~
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最初に解説した通り、台本編集モードでは登場人物の動きや台詞をテキストによって記述するモードです。
新規にプロジェクトを作成すると、最初から以下のようなサンプルのテキストが入力されています。
タイトル:サンプル
A:こんにちは(字幕:こんにちは)(同時)
A:(おじぎ)
(1秒待つ)
A:ここに台本を入力してください(字幕:ここに台本を入力してください)
入力した台本の内容を確認したい時は、ステージでプレビュー再生できます。
ステージ下の[再生・一時停止]ボタンをクリックして、サンプルの台本を再生してみましょう。
登場人物Aに設定した男子学生Aが台本の通りおじぎをします。
読み込んだキャラクターモデルに表情パターンが設定されていれば、まばたきや台詞に対する口の開閉は、自動で行われます。
(表情パターンの設定されていないモデルでは口の開閉などは行われません)
この台本を書き換えることによって、女子学生を喋らせたり、男子学生に違う行動をとらせることができます。
1.台詞の入力
(1)まずは台本サンプルを書き換えて、登場人物A(男子学生)のセリフとその字幕を書き換えます。
A:ここに台本を入力してください(字幕:ここに台本を入力してください)
↓
A:今日は良い天気ですね(字幕:今日は良い天気ですね)
Point
台詞が意図した読み方にならない時は台詞をひらがなで入力します。
「良い天気」と入力すると、そのままでは「よいてんき」と発音しますが、
台詞に「いい天気」と入力しておけば、「いいてんき」と発音させることができます。
台本モードでは初期状態から字幕表示がオンになっているので、台詞だけ入力しても画面には字幕が表示されます。
発音と字幕表示を変えたい時に[台詞(字幕:)]コマンドを利用します。
字幕の表示自体を止めたい場合は[その他]ボタン→[字幕オフ]を入力すると、以降字幕が表示されなくなります。
(2)上のセリフを入力したら、Enter(Return)キーで改行します。
※改行せずに同じ行に次のコマンドを入力すると、正しく再生されない場合があります。
(3)[アクション]ボタンをクリックして「B」→「台詞」と選択します。
(4)台本に「B:」と入力されるので、そのあとにキーボードで台詞を入力します。
B:天気予報は雨じゃないの?
2.アクションの入力
台詞を喋るだけでなく、キャラクターに簡単な動きを付けることができます。
(1)[アクション]ボタンをクリックし、[B]→[行動]→[(よそ見)]を選択します。
(2)台本に「B:(よそ見)」と入力されます。この行はそのまま改行します。
プレビュー再生すると、女子学生の顔の向きが変化します。
この様に、台本編集モードでは基本的に…
登場人物:台詞や行動内容
という形式で記述していきます。
この時、「B:天気予報は雨じゃないの(よそ見)」のように、同じ行に台詞と行動を入力してしまうと、
すべて台詞として発音してしまい、アクションが無視されてしまいます。
応用操作:スクリプトの直接入力
ここまでの流れでは、台詞以外のスクリプトは[アクション]ボタンから入力しましたが、これらのスクリプトはすべてキーボードから日本語で直接入力できます。また、他のテキストエディタで編集したテキストをペーストすることも可能です。
講座ページのテキストをそのまま台本にコピー&ペーストしても台本として再生できます。
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