[4]台本を入力してみよう2~修飾やタイミング調節~
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1.台詞と同時にアクションする
通常の入力では、基本姿勢で台詞を喋りますが、アクションをしている最中に台詞を喋らせることもできます。
(1)[アクション]ボタンをクリックし、[A]→[台詞(同時)]を選択します。
(2)台本の、「A:」と「(同時)」の間の部分に台詞を入力します。
A:バッチリ晴れてますよ(同時)
(3)「A:~(同時)」と指定した次の行にアクションを挿入します。
[アクション]ボタンをクリックし、[A]→[行動]→[(イヤイヤ)]を選択します。
(4)プレビュー再生すると、「イヤイヤ」のモーションをしながら喋るのが確認できます。
「A:~(同時)」の次の行にBの台詞を入力すると、登場人物AとBを同時に喋らせることができます。
ただし、「A:~(同時)」の次の行にAの台詞を入力することはできません。
2.表情を変える
表情設定がされたキャラクターモデルであれば、表情を変更できます。
台詞に合わせて表情を変化させると、より多彩な表現ができます。
(1)[アクション]ボタンをクリックし、[B]→[表情]→[(哀)]を選択します。
(2)次の行で、[アクション]ボタン→[B]→[台詞]を選択し、以下のように台詞を入力します。
B:傘を持ってきちゃった
(3) 一度表情を変更すると、次に表情を変更するまで表情が維持されるので、デフォルトの表情に戻す場合は表情を[(平静)]に切り替えます。
[アクション]ボタン→[表情]→[(平静)]を選択します。
プレビュー再生すると、女子学生が「傘を持ってきちゃった」の台詞を喋っている間、悲しい表情をするようになります。
3.間をあける(タイミングの調整)
通常、台詞やアクションは連続して再生されますが、台詞と台詞(あるいはアクション)の間に任意の間(ま)をあけて、タイミングをコントロールすることができます。
(1)[アクション]ボタン→[A]→[行動]→[(左を見る)]を選択します。
(2)[その他]ボタン→[(n秒待つ)]を選択します。
(3)台本に「(n秒待つ)」と挿入されるので、「n」を任意の数字に書き換えます。
今回は「1」を入力します。
(4)[アクション]ボタン→[A]→[台詞]を選択し、登場人物Aの台詞を入力します。
A:すると、あの悪趣味な傘は、あなたのですか?
プレビューを再生すると、男子学生が左を見てから少し間をあけて台詞を喋り出すのが確認できます。
4.アクションの早さを変える
間隔をあける以外にも、アクションそのものの早さをコントロールして、機敏な動きや緩慢な動きにすることができます。
(1)[アクション]ボタンをクリックし、[B]→[表情]→[(怒)]を選択します。
(2)[アクション]ボタン→[B]→[(前を向く)]を選択します。
(3)台本の(前を向く)の「)」の手前の位置にテキストカーソル(キャレット)を合わせます。
(4)[その他]ボタン→[、速く]を選択します。
続けて、その他のスクリプトも入力していきます。
(5)[アクション]ボタン→[B]→[台詞]を選択し、台詞をテキスト入力します。
B:私のですが、何か?
(6)[アクション]ボタン→[A]→[行動]→[(前を向く)]を選択します。
(7)手順(3)と同様に、台本上の「(前を向く)」の「)」の一つ手前を選択します。
(8)[その他]ボタン→[、遅く]を選択します。
(9)[アクション]ボタン→[A]→[表情]→[(哀)]を選択します。
プレビューを再生すると、女子学生と男子学生の振り向く速度に差があるのが確認できます。
このように、表情や動きのスピードを変化させることで、台詞の印象を変えることができます。
5.喋るスピードを変化させる。
アクションだけでなく、台詞の再生速度も変えることができます。
(1)[アクション]ボタンをクリックし、[A]→[特殊]→[(ゆっくりしゃべる)]を選択します。
「(ゆっくりしゃべる)」以降の台詞は通常よりゆっくり発音されます。
しゃべる早さを変更した登場人物は、以降の台詞の早さもすべて変更されます。
しゃべる早さを元に戻すには、改めて[特殊]→[(普通の速さでしゃべる)]を入力します。
(2)次の行に、[アクション]ボタン→[A]→[台詞(字幕:)]を選択して、以下のように台詞と字幕を入力します。
A:子供ようですよね?(字幕:子供用ですよね?)
台詞をひらがなで入力した場合と漢字で入力した場合で合成音声のイントネーションが異なることがあります。
その場合、台詞はひらがなで入力し、字幕の文字列を正しい表記で表示する方法があります。
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