5.アニメーションGifの作成
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使用したバージョン:CLIP STUDIO ACTION Ver.1.1.4、CLIP STUDIO COORDINATE Ver.1.1.4
[1]はじめに
動く漫画メイキング講座第5回です。
CLIP STUDIOでなにか面白いことができないかと考えACTIONやPAINTの機能をつかって、動く漫画というものを作ってみました。 今回は、フリーソフトを使い、前回作成したプロジェクトの画面を撮影して、ブログなどに動画として掲載するためのアニメーションGifを作ります。
動画にするために、アニメーションGifを選んだ理由は
・いろんなサイトで一般的に使われている。
・ブログなどで画像ファイルと同じようにように扱うことができる。
・動画サイトなどにアップロードする手間がない。
・ブラウザで再生するための特別なプラグインなどが必要ない。
・気軽な感じで動画が作れる。
など、です。どのような感じになるのか見てください。
動く漫画の第一話です。
サンプルデータは第4回の「あいさつとセリフ.capj」を使用します。まだダウンロードしていない方は、以下からzipファイルをダウンロードして解凍してください。
※サンプルデータについて
サンプルデータは、この講座のレッスンのためだけに使用してください。
商用利用、非商用利用、転載、再配布、改変しての利用などは禁止です。
[2]アニメーションGifの作成
1.アニメーションGif作成ソフトを選ぶ
CLIP STUDIO ACTIONでは、直接Gifファイルを書き出すことができないので、今回は「GifCam」というフリーソフトを使いました。ほかに、アニメーションGif作成できるフリーソフトを試しましたが、このGifCamが使いやすく感じました。
http://blog.bahraniapps.com/gifcam/
では、GifCamを使って、画面を撮影する流れを説明していきます。
2.アニメーションGifを作ってみる
(1)CLIP STUDIO ACTIONを立ち上げてください。前回作成した、シーンファイル「あいさつとセリフ.capj」を読み込みます。
(2)ステージのプレビュー再生を撮影するので、ステージの表示の大きさを適切な大きさに調整してください。
(3)GifCamを立ち上げます。GifCamのウインドウを調節して、目的の解像度に合わせてください。
(4)アニメーションの最初と終わりをわかりやすくするために、マイナスフレームを使って再生タイミングを調整します。タイムラインの[開始フレーム]をマイナス方向にドラッグしてモーションが再生されるまでの余白部分を作ります。
同様に、[最終フレーム]をドラッグして、モーションの後にも余白部分を作ります。
(5)アニメーションを再生して、タイミングよく、GifCamのRecを押します。どうですか?うまく撮影できましたか? 撮影したサンプルのアニメーションGifです。参考にしてください。
【参考】カメラの動きを無視して吹き出しを入れる
今回は、使いませんでしたが、カメラのアニメーションを入れた場合は、セリフの吹き出しが、画面から外れてしまう場合があります。コマに対して、吹き出しの位置は変えたくないことはよくあります。こんな場合は、デスクトップに画像を表示するソフトを使って、CLIP STUDIO ACTIONのウィンドウの上に重ね合わせて撮影するとうまくいきます。
今回は、半透明表示君を使いました。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se489745.html
デスクトップに表示した吹き出しを好きな位置に配置できます。
吹き出しを表示した状態でGifCamで録画します。
4.おわりに
ここまで、動く漫画メイキング講座にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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