表情が華やかに見える色使い講座
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[1]この講座について
[2]目と眉(まゆ)で印象をコントロール
[3]まつ毛と頬(ほほ)で印象をコントロール
[4]目のハイライトで印象をコントロール
[5] Palmieの動画講座
[1]この講座について
みなさんはキャラクターの顔を描く時にどのように印象をコントロールしていますか?
キャラクターの頬(ほほ)の描き方一つでも、頬の色味や色を入れる位置によって、顔の印象はずいぶん変わってきます。
「動画で学ぶ! by Palmie(パルミー)」の第7回目となる今回の講座は、イラストレーター柚希きひろさんによる「表情が華やかに見える色使い講座」です。キャラクターの顔の印象を引き立てるメイクや色塗りの表現方法などについて解説を行っています。
記事の最後にはこの記事の内容がグッと理解しやすくなるPalmieの動画講座もありますのでぜひチェックしてみてくださいね!
[2]目や眉(まゆ)で印象をコントロール
最初に、目や眉(まゆ)を工夫することでキャラクターの顔の印象をどのように変化させることができるかについて解説していきます。
さまざまな種類の眉
以下のイラストは眉以外のパーツがすべて同じ顔に対して4種類の眉を描き分けたものになります。
▼標準的な細い眉
▼太めの眉
このように顔のパーツは同じでも、眉の太さが違うだけで印象が大きく変わります。
▼短く上がった眉
「短く上がった眉」は、キャラクターに活発な印象を持たせることができます。また角度によっても与える印象は変わってきます。
▼麻呂眉(まろまゆ)
「麻呂眉(まろまゆ)」は、現実の世界でこのような眉の人を見ることはほとんどありませんが、アニメやマンガでは現代のキャラクターにも描かれることがあります。
実際に麻呂眉にしていた人がいる時代は何百年も前ですが、かわいらしさを演出する手法としてキャラクターデザインの引き出しに入れておくのも良いかもしれません。
目のまわり
目の周辺の色に関してですが、目の周りに薄い陰影を入れたりアイシャドウの効果を入れることで印象をコントロールすることができます。
以下のイラストはベースとなる自然な目や色を加えた特徴的な目を紹介したものです。
▼ナチュラルな目
最も基本的な自然な目です。
▼色が濃い派手な目
目の周りの色を濃くして派手な印象をもたせた目です。自然体の目というよりもメイクをしているイメージです。
▼色を加えた目
瞳の色に合わせてまつ毛の色も変えています。瞳とまつ毛の色に差があり違和感がある時は、このような工夫をするのも良いでしょう。
さらに詳しい解説はこちらの動画をチェックしてみてください。※表示されない場合、再読み込みしてみてください
[3]まつ毛と頬(ほほ)で印象をコントロール
ここからはまつ毛と頬の色について解説していきます。
まつ毛
▼ナチュラルなまつ毛
最初は自然なまつ毛の紹介をしていきます。このくらいのまつ毛でも十分顔の印象を華やかにできると思います。
▼先端が丸いまつ毛
最近は先端が丸いこのようなまつ毛を目にすることがあります。小さな違いにみえますが、ナチュラルなまつ毛と比べても印象が変化しますので自分のストックとして覚えておくのも良いかと思います。
▼長めの派手なまつ毛
その他にもこのような長めのまつ毛があります。主張をしっかりする意志の強いキャラクターや大人っぽいキャラクターなどに相性がよいと思います。
目のまわりでも触れましたが、まつ毛の中の色を調整してあげるのも大切なポイントです。キャラクターの目はさまざまな色がありますが、それに対応してまつ毛の色も瞳の色を拾って入れるだけで印象をコントロールすることができます。
頬の色
次に頬(ほほ)の色でキャラクターを華やかに魅せる方法を解説していきます。
頬の面積は顔のなかでも大きな割合を占めているので、顔の印象を左右するとても重要な箇所になります。
最初にやりがちなのは、こういったピンク色を頬に載せてしまうことかと思います。
キャラクターの周りに花があったり、派手なテイストの絵柄の場合は良いのですが、周りに描いているものが落ち着いている場合などはピンク色だと少し浮いてしまうかもしれません。
オススメの色はこのような健康的なオレンジです。この色はとても肌馴染み(はだなじみ)がいいですし、若々しい感じがします。
次に色を乗せる位置についてです。
真ん中のイラストだと自然にほほが赤くなったという印象ですが、左のように頬の高めの位置(目の近く)を赤らめると印象が変わります。
左のイラストように頬の高めの位置にあると、OLさん風のチークの入れ方、という雰囲気です。右のイラストのように頬の真ん中あたりにまるまると色を乗せると、幼い印象になります。
[4]目のハイライトで印象をコントロール
最後に、目のハイライトの位置について解説を行っていきます。
私はキラキラした目が好きなので、かなり細かく描き込んでいます。縮小してしまうと見えなくなることもありますが、このような細かな作画をすることが多いです。
次にハイライトを入れていきます。ハイライトは少ない方が大人な印象になります。このように右上に大きくあると子どものような印象です。
このようにハイライトの形も自由でいいと思うのでひし形にしてみたりしてもいいと思います。
目は、球状のものに光が当たって光っているので、どの方向にハイライトは入れて良いと思います。あくまで球になっていれば問題ないです。
また、黒目の部分が周りから独立していないというのはポイントです。まわりの白眼の部分などとなじませてもよいと思います。このように黒目のフチなどを明るくしてもよいでしょう。
[5] Palmieの動画講座
キャラクターの顔の印象をコントロールするさまざまな方法について解説をしてきましたが、いかがだったでしょうか?
Palmieの動画講座では、ハイライトについての解説や顔の陰影についても触れています。(ハイライトを入れるだけで本物っぽさがグッとましてきます)
ぜひ動画講座もチェックしてみてくださいね!
イラスト学習サイトPalmieでは200本以上の講座を公開しています。新しい講座も追加されているのでぜひチェックしてみてくださいね!
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