棒立ちポーズから脱却! 図形で発想する 全身ポーズの練習法講座
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この講座について
いいポーズが思いつかない、いつも棒立ちになる……。
絵を描いていると、そんなときってありますよね。
この講座では、簡単な図形をガイドにして、いろいろな全身ポーズを発想して描く方法を解説します。
最初に、この記事の内容がグッと理解しやすくなるPalmieの動画講座をチェックしてみましょう。
[2] 円からポーズを描く
円を使って全身ポーズを描く方法を解説します。
最初に、キャンバスに大きな円を描き、その中に小さな円を描きます。
小さな円は好きな場所に描いてみましょう。
この大きな円が全身の収まる範囲に、小さな円が頭の位置になります。
次に、頭の位置を元に胴体を描きます。胴体がどちらを向いているのか横線の補助線を入れて描くと分かりやすいでしょう。
縦の中心線を描いて、少し線を整理します。
続いて、小さな2つの円を好きな位置に描きます。
これが両膝の位置になります。
胴体の下から膝に向けて脚を描きます。
円の外周に接するように小さい半円を描きます。
これを足先として、膝から伸ばすように脚を描きます。
この絵の場合は膝を曲げた形になったので、膝の部分にも向きを表す補助線を入れると分かりやすいです。
胴体の上側左右に小さな円を描きます。
これが肩の位置です。
肩の位置が決まったので、肩幅に合わせて胴体の形を整えましょう。
肩の下から線を降ろして、余計な部分を削ります。
次は肩から少し離れた位置に小さい円を描きます。ここが肘になります。
肩から肘まで線をつなげます。腕がどちらを向いているか補助線を描いて分かりやすくしておきましょう。
同じようにもう一つ円を描き、これを手首の位置として、腕をつなげます。
肘の位置は身体の外側でなくても構いません。身体に重なるように描けば、腕を内側に折りたたんだようなポーズになります。
レイヤーの不透明度を下げて、その上から新規レイヤーで身体をなぞれば全身ポーズの完成です。
円を使って、このようなポーズが描けます。
[3] 三角形からポーズを描く(1)
今度は三角形からポーズを描いてみましょう。
キャンバスに大きく三角形を描き、頭の位置の円を描きます。
続いて胴体を描きます。
今度は腕から先に描いてみましょう。
肩の位置に小さな円を描き、三角形の頂点にも2つ円を描きます。
肩から頂点までを腕としてつなげます。
このとき、肘の位置は比較的自由に決められるので、好きな位置で試してみると良いでしょう。
胴体を削って形を整えます。
下半身のポーズを描いていきましょう。
三角形のもう1つの頂点の近くに半円を描き、これを足先とします。
今回の場合は胴体から足先までの距離が短いので、足を折り曲げて前に出しているポーズになるでしょう。
三角形の辺に沿って、足先から膝までを描きます。
胴体の下部にくっつけるようにして、膝から脚の付け根までを描きます。ここは奥行きがあるので、補助線の間隔が狭くなっていることに注目してください。
同じようにもう片方の脚も描いて完成です。
三角形では例えばこのようなポーズが描けます。
[4] 三角形からポーズを描く(2)
頭以外の位置から描き始めることもできます。
こんどは胴体から描いてみましょう。
三角形を描いたら、好きな位置に胴体のかたまりを描きます。
三等分されたマシュマロのような形を目安にすると描きやすいです。
続いて頂点に合わせて足先を描いてみます。ここで思い切って大きめに描くことで、パース感のあるダイナミックなポーズにすることができます。
腕はもう1つの頂点に寄せて描いてみました。
最後に、腕のあいだに頭の円を入れます。
清書したらポーズの完成です。
このようなパース感のあるポーズも描けます。
このように、簡単な図形をガイドに使うことで、ふだんなかなか思いつかないようなポーズも楽に描けるようになります。
今回紹介した方法は、円や三角形だけでなく他の図形でも応用ができますので、いろいろな図形で試して、ぜひポーズの発想の幅を拡げてみてください。
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