5.枠線を入れる

枠線を描くとき、[コマ枠フォルダー]を作成すると、コマ単位での加工や修正ができるようになります。

[1]コマを作る
[2]コマを分割する
[3]コマの形を整える

[1]コマを作る

1. [レイヤー]メニュー→[新規レイヤー]→[コマ枠フォルダー]を選択します。

2. [新規コマ枠フォルダー]ダイアログで、[線の太さ]を設定し、名前に「枠線」と入力して、[OK]をクリックします。
今回は、線の太さを「15.00px」にしていますが、原稿の大きさや好みに応じて、変更できます。

[レイヤー]パレットに[コマ枠フォルダー]が作成されます。

3. [コマ枠フォルダー]をドラッグし、[フキダシレイヤー]の下に移動します。

[レイヤー]パレットで、[コマ枠フォルダー]を選択している場合は、そのコマの領域をキャンバス上で確認できます。
下図で白く見えるところがコマ画像の表示領域です。[コマ枠フォルダー]内のレイヤーに描画した場合、青く見えるところはマスクされており、枠線の外側にはみ出るように描いても、はみ出した部分は表示されません。

[2]コマを分割する

作成した[コマ枠フォルダー]を分割し、ネームの枠線に合わせます。

1. [コマ枠]ツール→[コマ枠カット]→[枠線分割]を選択します。
※Ver.1.5.6より[枠線分割]サブツールの格納場所が変更になりました。以前のバージョンからご使用の方は、[図形]ツール→[コマ枠]から選択してください。

2. [ツールプロパティ]パレットで、枠線を分割する間隔を下図のように設定します。

3. ネームで描いた枠線に沿ってドラッグすると、コマ枠が分割されます。
コマ枠は、下記の数字の順序にしたがって分割してください。

[3]コマの形を整える

コマ枠を分割したら、フキダシと同様に[オブジェクト]ツールで、枠線の形や大きさを整えます。

裁ち切りの設定

三角のハンドルをクリックすると、キャンバスの端やトンボ、隣接するコマ枠まで枠線が広がり、裁ち切りのコマにできます。

1コマ目を上方向と右方向に拡張し、4コマ目を下方向に拡張します。

不要なコマの削除

枠線の描画が必要ないコマは削除します。

1. [オブジェクト]ツールで、不要なコマのコマ枠の線をクリックして選択します。

2. [編集]メニュー→[消去]を選択します。

コマ枠が消去されました。

以降、この作例では、コマの順番を下図の順番で表記します。