4.メインモンスターの描画② 首・腕・胴
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[1]首の描画
(1)頭部と同様に、[筆]ツールの[油彩平筆]で描き込んでいきます。
首は周り込むように向きが変化しているので、外を向いているところは明るく、手前を向こうとしている部分は暗くといった具合に、光の当たり方が一定にならないよう変化をつけます。
(2)陰影は変化がつきましたが首の形がやや単調です。筋肉を強調して変化をつけます。
生物らしい体表とメカニックな部分との質感の差をつけるために、鱗など細かいところをしっかり描いていきます。
[2]腕の描画
(1)腕は頭の次に目立つ部分なので、ややコントラストを強めに描いていきます。
基本のブラシが[油彩平筆]サブツールなのは他のパーツと同じですが、首部分と違いメカニックな部分が多いため、金属のなめらかな表面を[エアブラシ]ツールの[強め]・[柔らか]サブツールなどでなじませていきます。
(2)描き進めていくうちに手のポーズに工夫が足りないと感じたため、変更することにしました。
描き込む前であれば、さほど修正に時間はかかりません。良い方向性の案を思いついたら迷わず変更していきます。
(3)手のポーズを編集しやすいようにレイヤー分けをします。
[選択範囲]ツール→[投げなわ選択]サブツールでざっくりと手の部分を囲んで、[編集]メニュー→[コピー](ショートカット[Ctrl]+[C]キー)、[編集]メニュー→[貼り付け](ショートカット[Ctrl]+[V]キー)で選択範囲をコピー&ペーストします。すぐ上に同じ位置にペーストされた新規レイヤーが作成されます。
(4)手にトラックを持っている状態になるよう、修正ラフを描きます。
POINT
レイヤーの不要な部分を消したい場合は、[消しゴム]ツール以外に、描画ツールの[透明色]でも消すことができます。
[透明色]は[ツール]パレットの下部の[カラーアイコン]から選択するか、または描画ツールを使用中にキーボードの[C]キーで切り替えられます。
(5)形を整え、描き込んでいきます。力強さを表現するためにトラックが握りつぶされている様子を描きます。
(6)トラック部分を描きながら、腕の部分にも加筆していきます。
(7)腕を目立たせるため合成モード[覆い焼き(発光)]レイヤー(下の色と合成した色が明るくなる)などを追加して、コントラストをあげます。
(8)周りの色が装甲の表面に映り込む様子を[エアブラシ]ツールなどである程度描き込んだら腕の描画は完了です。
[3]胴体の描画
胴体部分の描き方は首と同様です。
鱗の部分はごつごつした状態になるように描き、メカ部分は周りの光の反射を意識して描いていきます。
これで、メインモンスターの頭部、首、腕、胴体の描画がほぼ完了しました。
次回は足、尾、羽を描画します。
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