7.背景の描画②電柱・ビル
提供者 : セルシス
更新日 : 2018/12/05
閲覧数 : 7059回 総合評価 : 6件
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使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT Ver.1.4.3
[1]電柱の描
[2]ビルの描画
[3]人の追加
[4]後ろ背景の描画
講座内では描画の手順がわかりやすいようにパーツごとに解説していますが、実際には全体的に手を入れながら描き進めているため、解説されている部分以外のパーツやレイヤーについては一部手順通りではない場合があります。
[1]電柱の描画
(1)「front_parts」レイヤーフォルダー内の電柱と建物を描き込んで仕上げます。
電柱や電線の描画には、主に[鉛筆]ツール→[濃い鉛筆]を使用します。
(2)電柱は資料写真などを参考にシルエットを整えながら描いていきます。電柱を斜めに傾けて配置することで画面が不安定になり、いかにも「ドラゴンが暴れた」という印象になります。
(3)次に電線を描きます。新規レイヤー「pillar_parts」を追加して描画していきます。
(4)絡まりながら電柱を支えている電線は、ピンと張っているところと、たるんでいるところを描き分けます。
[2]ビルの描画
(1)次にビルを描きます。ビルもレイヤーを分けて作業していきます。
(2)破壊された雰囲気を出すため、半壊したビルを描いていきます。描画には主に[油彩平筆]を使用しました。
電柱も含め手前のモチーフは、奥の炎の光で逆光になるよう描きます。
[3]人の追加
逃げまどう人を追加します。巨大なドラゴンとの対比でスケール感を演出できます。
新規レイヤーを作成し、人と影をそれぞれ描いていきます。
[4]後ろの背景の描画
ドラゴンより後ろの背景は、煙や火などでぼやけている印象にしたいため、[エアブラシ]ツールなどで色の境界をなじませながら、ぼんやりと煙があがっている様子を意識して描いています。後ろをあまり描き込まないことで、ドラゴンを際立たせる効果を狙っています。
次回は、ドラゴンの炎などのエフェクトを追加し、最終調整をします。
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