4.フキダシ
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使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT EX Ver.1.3.1
[1]丸いフキダシの作成
[2]モノローグフキダシの作成
[3]フリーハンドのフキダシの作成
[1]丸いフキダシの作成
下図のような基本的な丸いフキダシは、[定規]を使って描きます。
1.定規描画用レイヤーの作成
第1回で作成した「定規」レイヤーフォルダー内に新規レイヤーを作成してそこに定規描画します。
2.定規の作成
下図のように①[図形]ツール→②[定規作成]グループ→③[図形定規]サブツールを選択し、[ツールプロパティ]パレットので[楕円]を選択します。
描きたいフキダシの位置に楕円定規を作成します。
このあと定規の上から線を引いていきますが、定規の色が濃いと線が見えづらくなるため、定規の色を薄くします。
[ファイル]メニュー→[環境設定]を選択して[環境設定]ダイアログを表示し、左側メニューから[定規・コマ・単位]を選択して[定規・グリッド・トンボの不透明度]を、40から20に下げます。
最後に、 [レイヤー]メニュー→[定規]→[すべてのレイヤーで表示]にチェックを入れ、他のレイヤーを編集対象にしても定規が表示されるようにしておきます。
3.フキダシのペン入れ
ペン入れする前に、ペンが定規にスナップするように設定します。
上部コマンドバーから[定規にスナップ]アイコンを選択します。
これで、ペンが定規に沿って描画されるようになります。
[レイヤー]パレットの「セリフ・フキダシ」フォルダ内に作成しておいた「フキダシ」レイヤーを選択し、[ペン]ツール→[ペン]→[Gペン]を選択してフキダシを描きます。
定規にスナップさせながら丸い輪郭を描き、しっぽの部分はスナップをオフにして、フリーハンドで描いています。
4.内側を白で塗りつぶす
フキダシの内側を白で塗りつぶします。
フキダシを描画したレイヤーの下に「フキダシホワイト」レイヤーを作成します。
[レイヤープロパティ]パレットで、レイヤーの[表現色]を「白」にします。
次に、再び「フキダシ」レイヤーを選択した状態で[自動選択]ツール→[編集レイヤーのみ参照選択]を使い、フキダシの内側をクリックして選択範囲を作成します。
フキダシの内側が選択された状態で「フキダシホワイト」レイヤーを選び、[編集]メニュー→[塗りつぶし]を選択すると、フキダシの内側が白で塗りつぶされます。
[2]モノローグフキダシの作成
モノローグの四角いフキダシを描きます。
[図形]ツール→[直接描画]→[長方形]を選択し、[ツールプロパティ]パレットを下図のように設定します。
フキダシを作りたい場所でドラッグすると、長方形が描画されます。
下図のような四角が2つ重なっている形のフキダシは、上下の四角を別々のレイヤーに描画し、重なっている箇所を消した後にレイヤーを結合しました。
レイヤーの結合は、[レイヤー]パレットの上のレイヤーを選択した状態で右クリックし、表示されるメニューから[下のレイヤーと結合]を選択して結合します。
[3]フリーハンドのフキダシ
荒い息遣いのフキダシはフリーハンドで描きました。
他のフキダシと同様に、[ペン]ツール→[ペン]→[Gペン]を使っています。
フリーハンドでフキダシを描くときは、筆で描くような気持ちで、強弱をつけるように心がけています。
以上でフキダシの作成は終了です。
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