3.線画-小物・背景
閲覧数 : 8782回 総合評価 : 3件
[1]望遠鏡のペン入れ
[2]背景のペン入れ
[3]レイヤーマスクで余計な線を消す
[4]描き込み
[1]望遠鏡のペン入れ
[図形]ツールの[直線]と[曲線]を使用して描きます。
円柱状のものを描くときには、円柱の補助線(中心線)を描いておくと描きやすくなります。
中心線はあとで削除しやすいように、別レイヤーに描いておきます。
細かい部分は第2回で設定した「スリム線」ブラシで整えていきます。
移動や調整をしても良いように、人物とかぶるところも描いておきます。
余計な補助線は削除します。
POINT 同心円定規を使う
円柱を描く際、[定規]ツールの[同心円定規]を使って描く方法もあります。
[同心円定規]のほか、[パース定規]や[対象定規]を使った作画を以下の動画(Youtube)で紹介しています。
[2]背景のペン入れ
新規レイヤーを作成し、「手前にあるものから奥へ」の順に描いていきます。
ここでも、望遠鏡と同じように、モチーフ同士がかぶっている部分も描いておきます。
■人物の手前
■人物の後ろ
おおまかな背景ができましたら、次に細かいモチーフを描き込んでいきます。
大方の線画が書けたらラフレイヤーを非表示にして、線画のみを表示して全体を確認します。
細かい描き込みを追加して線画の完成です。
[3]レイヤーマスクで余計な線を消す
不要な線を消して整えていきます。ラフレイヤーは見づらいので非表示のままにして作業を進めます。
[レイヤー]メニュー→[選択中のレイヤーを結合]で、フォルダーになっている線画を、結合して1枚のレイヤーにします。
モチーフ同士がかぶっている箇所を消していきます。
完全に不要な線は[消しゴム]ツールで消しますが、念のため線を保管しておきたい部分は、レイヤーマスクを使って非表示にします。
[レイヤー]パレット上部の[レイヤーマスクを作成]のアイコンをクリックします。
作成された[レイヤーマスク]のサムネイルを選択し、キャンバス上で[消しゴム]ツールで消すか、または描画系ツールの透明色で描いた部分をマスク(見えなくすることが)できます。
反対に、色のついたブラシで塗るとマスクが消えて元の線が表示されます。
「望遠鏡」レイヤーの[レイヤーマスク]を選択した状態で、人物と望遠鏡が重なっている部分をなぞって消していきます。
[4]描き込み
最後に、細かいところを描き込んでいき、線画の完成です。
コメント