2.着色
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[1] レイヤー分け
パーツごとにレイヤー分けをして、色を塗ります。
特に後々調整したいなと思う箇所は細かくレイヤー分けします。
パーツごとに別レイヤーを作成して、[塗りつぶし]ツールで色を置いていきます。
また、「手前キャラクター」「後ろキャラクター」「背景」と、大きなくくりでレイヤーフォルダを作って分けていきます。
鳥居部分は線画と同じく、後ほどぼかしや色味の調整をしたかったので、「鳥居・前」「鳥居・中」「鳥居・後」と3段階に分けています。
[2]配色
全体像を確認して、後々ハイライトを何色で足すかなど考え、配色を決めていきます。
背景の色は、まずは上が濃い色で下が淡い色になるように大まかに塗り、その後なじませます。このとき、直線的な層ではなく曲線的な層のグラデーションにします。
この段階で後程、「頭部分にハイライトで薄黄緑」、「体全体は黄緑~青のシャドウ」、「足元は照り返しの赤色」を塗ると決めました。
[3]背景の彩色
まずは背景から塗っていきます。
桜の彩色
桜は「スムース水彩」で花びらを描いた後に、別の色で花の輪郭などを描き足しています。
背景の部分なので、カッチリと描き込んで違和感が出ないようにするためです。
逆に、手前に舞っている花びらは[鉛筆]ツールで花びらを描いてはっきりと見えるようにしています。
5~6房描いたあとに、描画してあるフォルダを[レイヤー]メニュー→[レイヤーを複製]で複製し、[レイヤー移動]ツールで移動してボリュームを出します。今回一番時間がかかったかもしれませんが楽しい部分でした。これで桜の彩色完成です。
さらに、空の演出として右上に月を足しました。
鳥居の彩色
鳥居は逆光の位置にあるので、それに配慮しながら塗っていきます。
直線的な鳥居ですが、ほとんどが木でできていると思うので、塗りはカッチリした塗りにはせず、少しボコボコさせるようにしています。印刷した場合にはほとんど映りませんが、しめ縄も細かい線で描き込んでいます。
鳥居の文字は手描きで書いて、その周りには模様を描きます。
鳥居の文字は「大正主義倶楽部」と書いてありますが、個人的に「大正デモクラブ」と読んでいます。
これで背景の彩色が完成しました。
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