3.着色(キャラクター)
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背景の次にキャラクターの着色を行います。
[1]髪の毛の塗り
下側の毛先に肌色を乗せたり、毛先の色を薄くします。こうすることで髪が軽めの印象になります。
髪は重い印象にならないように心がけています。上側には月の光をあてます。
透かしを入れたレイヤーの下に新規レイヤーを作成して、レイヤーの合成モードを[乗算]にします。
そのレイヤーに色を重ねて髪の毛の影を表現します。
ハイライトは光源の方向(月)を意識します。合成モードを[覆い焼き]にした新規レイヤーを作成して色を重ねます。
バランスを見て影になる後頭部側には[乗算]のレイヤーを作成し、色を重ねて暗くしました。
[2]服の塗り
服を塗ります。
髪の毛と同じで、まずは光源を意識して上(右)側を薄くして、下(左)側は暗くします。
次に合成モード[乗算]のレイヤーをその上に作成し、影を塗っていきます。
動きがある様子を表現するために、腕などの関節を曲げている箇所はシワをつけるように気をつけています。
色味を調整するため、合成モード[オーバーレイ]の新規レイヤーを作成して、赤味を足しました。
小物や袖口、ファーなど、細かい部分を塗って、服の着色完了です。
服・ファー・金属・小物などは、それぞれの質感の違いを出すようにしています。
[3]肌の塗り
肌は特に色に気を使う部分ですが、今回は思い切ってブルー系(実際は黄緑)を乗せてみました。本来だと顔色を悪くみせてしまうので敬遠されがちな色なのですが、作品のイメージや、背景にある月からの光源も意識してのチョイスです。
さらにもう少し暗い印象になるように色を乗せます。
ここでフチに赤色を乗せることで、顔色が悪くなり過ぎないように気をつけました。
硬くなりすぎず、柔らかめに塗るように気をつけています。
同じように奥のキャラクターも着色します。
配置した際のバランスを見て、手前のキャラクターの塗りも同じようなニュアンスになるように少し調整しています。
これでキャラクターの塗りが終わりました。
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