4.調整①
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[1]髪の影・花びらのぼかし
キャラの着色が終わったので、各パーツごとに色の調整や描き足しを行い、また塗り忘れがないように修正します。
下の画像では、手前のキャラクターの髪の色のバランスを調整するために[乗算]のレイヤーで光源の逆側に色を乗せました。
手前の花びらをぼかします。ぼかすことで舞っている(動きが定まらない)花びらを演出します。
花びらが書いてあるレイヤーを複製し、[色混ぜ]ツール→[ぼかし]でぼかします。
合成モードは[オーバーレイ]に変更します。
[2]線画の着色
線画に着色部分の色を薄く載せることで、線が色になじむようになります。
太すぎる線画などにも効果があると思います。
実際に線画を描いたレイヤーを[透明ピクセルをロック]して塗っても構いませんが、時間が短縮できるのでこの方法で行っています。
キャラクターの塗りを行ったレイヤーの入ったフォルダーをコピーします。
コピーしたフォルダーを[レイヤーの変換]で変換し、線画のフォルダーに[下のレイヤーでクリッピング]をします。
不透明度は50%ほどに下げ、合成モードは[スクリーン]にします。
最後に[編集]メニュー→[色調補正]→[レベル補正]を選択して、色をなじませます。
レベル補正
[色調補正]メニューの[レベル補正]は、スライダーを使って画像の[シャドウ入力(最も暗いポイント)]と[ガンマ入力(中間の明るさ)]と[ハイライト入力(最も明るいポイント)]を設定して、明るさやコントラスト、画像全体の色調などを補正することができます。
[レベル補正] のダイアログでは[ヒストグラム]と呼ばれる山状のグラフが表示されており、暗い部分(左側)と明るい部分(右側)の情報量が表示されています。
チャンネルを選択して各色のデータ値を修正します。
RGBのチャンネルでは全ての色のデータ値を合わせたものを変更するので、結果的に明るさが変更されます。
その他のRed・Green・Blueでは左にグラフを持っていくと各色味が強くなり、逆に持っていくと補色の関係で色が変化します。
色調補正についてはこちら「トーンカーブ」もご参照ください。
色をなじませた後に[フィルター]メニュー→[ぼかし]→[ガウスぼかし]でぼかします。
線画着色の前後比較です。
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