提供者 : セルシス    更新日 : 2018/12/05    作家 : カマキリマイ
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[1]ペン入れ
[2]消しゴム
[3]点描

[1]ペン入れ

線画までの工程はアナログで制作しています。

0.3mmと0.25mmのハイテックC(ボールペン)を使用し、ラフ画に沿ってペン入れをしていきます。
0.3mmは主線、0.25mmは細かい部分のペン入れに使います。

 

ラフの段階ではうやむやにしていた細かい部分もフリーハンドで描き加えていきます。
後々、塗りの作業が楽になるため、なるべく線は途切れないように注意しながら描いていきます。

[2]消しゴム

線画が終わったらペンのインクをしっかりと乾かした後で、消しゴムをかけます。

消し忘れの線などもスキャン時に線として取り込まれてしまうため、面倒ですがしっかりと綺麗にかけます。

[3]点描

線のみだと抑揚の少ない線画になるため、点描を打ち、線や画面に厚みとニュアンスをつけていきます。

点描は均等に描くのではなく、線の近くや角に重点的に点を集めて描くことで、少ない工数でニュアンスを簡単につけることができます。

この過程が大好きなので無心で点を打っていきます。
この時に、不足分などの描き足しや線の補正も行います。

点描が終わったら線画の完成です。


クリックすると拡大します。

次回は、線画をスキャンして線を抽出する工程を紹介します。

作者プロフィール:カマキリマイ  (サイトURL:http://www.kamakirimai.com/

都内在住。イラスト、アニメーションを中心に関東近郊のアートイベント、展示会に参加しています。

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