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6.背景のペン入れ

提供者 : セルシス    更新日 : 2019/03/28    作家 : kona(こな)
閲覧数 : 87002回 総合評価 : 17件
使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT Ver.1.4.0

(1)パース定規を使って背景を描く
(2)グリッドを使用する
(3)同心円定規を使って描く

キャラクターに続いて、背景のペン入れをします。

(1)パース定規を使って背景を描く

背景の下書きレイヤーを薄く表示し、ペン入れ用のレイヤーを作成します。
サブキャラクターの机と椅子と同様に、パース定規にスナップさせて描いていきます。
ペンの太さはキャラより少し細めの2.0(mm)にしました。線がキャラにかかっても、塗りで隠れるので気にしません。


(2)グリッドを使用する

升目状の壁や天井を描くために、「YZ平面」のグリッドを表示させました。
グリッド3つ分の長さ…という感じで升目状の壁に線を入れていきます。

POINT

パース定規は、消失点から等間隔に伸びる「グリッド」を表示できます。

パース定規を[オブジェクト]ツールで選択し、[ツールプロパティ]パレット→[グリッド]で、表示させたいグリッド平面のボタンをクリックします。

[グリッドサイズ]の値で、グリッドの大きさ(間隔)を変更できます。

[グリッドの原点]をドラッグすると、グリッド平面を移動できます。


(3)同心円定規を使って描く

パース定規のレイヤーを非表示にして、新規レイヤーに「同心円定規」を作成し、半円状の入り口を描きます。

POINT

パース定規以外の定規は、[ツール]パレット→[図形]を選択し、[サブツール]パレットの[定規作成]サブツールセットから選択できます。

[平行線]、[放射線]、[放射曲線]、[同心円]定規は、[特殊定規]サブツールを選択し、[ツールプロパティ]パレットで選択します。


パース定規のレイヤーを再度表示し、入り口の線を[編集]メニュー→[変形]→[自由変形]でグリッドにあわせて変形させます。

POINT

[自由変形]の実行中は、Altキーを押しながらハンドルをドラッグすることで、[拡大・縮小・回転]に切り替えられます。

また、[編集]メニュー→[変形]→[拡大・縮小・回転] 、[左右反転]、[上下反転]の実行中に、Ctrlキーを押しながらハンドルをドラッグすることで、[自由変形]に切り替えられます。

https://clipsrc.s3.amazonaws.com/clip_site/view/img/news/120726/001.jpg/data


下のカーブ線をコピー&ペーストして、さらに変形し、奥行き部分の線を追加しました。

背景のペン入れが完了しました。

作者プロフィール:kona(こな)  (サイトURL:http://canaria.xii.jp/

イラストレーター、漫画家。可愛さの中に毒がある少年少女を描くのが好き。 ファミ通文庫「B.A.D.」シリーズの挿絵や「まんがタイムきららカリノ」で「こいこいドロップ」を連載中。 他に雑誌のイラスト、漫画を手がけている。

コメント
翠河 2014/03/31 08:04
勉強になります
みっぺーー 2013/11/14 00:59
わかりやすいです