10.キャラクターと目の塗り
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ここではキャラクターの塗りと、目の塗りを行います。
[1] キャラクターの塗り
それぞれのパーツをレイヤーごとに、ブラシで重ねて塗っていきます。[レイヤー]パレット→[透明ピクセルをロック]をクリックして塗った部分にのみ塗れるようにします。
POINT
透明ピクセルをロック
選択中のレイヤーの透明部分への描画をロックします。透明部分にはみ出さずに、すでに描画した部分に対してのみ描画することができます。
■塗り用ブラシの設定
塗りは「柔らかめ」「シャープ」と名前をつけた二種類のブラシで行います。
「柔らかめ」ブラシ
[筆]→[油彩]→[油彩]サブツールをもとに、次のパラメータを変更しました。
・絵の具量 100
・絵の具濃度 100
・色延び 0
・硬さ 100
・ブラシ濃度 50
[ツールプロパティ]パレット右下のボタンをクリックし、[サブツール詳細]ダイアログを開きます。
[ブラシ形状]の[水彩]を選択し、[ブラシ形状を適用]をクリックします。
「シャープ」ブラシ
[エアブラシ]→[エアブラシ]→[強め]をもとに、次のパラメータを変更しました。
・硬さ 59
・ブラシ濃度 50
・間隔によるブラシ濃度調整 オフ
ほとんど「柔らかめ」がメインです。くっきりとした影やハイライトは「シャープ」ブラシや、Gペン、丸ペンなどを使用して塗ります。少年が手に持っているランプをメインの光源にして、影をつけていきます。
ベースの色を塗ったときと同じように、カラーラフの色を[スポイト]ツールで拾いながら塗っていきます。自分では選ばない色を持ってこられるので、意外な色も乗せやすくなります。また、周囲の色を[スポイト]ツールで拾って、反射させるイメージで乗せています。
少年は怪しい雰囲気を出したいので、紫とオレンジを混ぜたような影をつけています。ポイントで濃い影をつけると引き締まると思います。
髪
服・肌・ランプなど
少年の父
キャラクターは目以外、だいたい塗れました。
[2] 目の塗り
下描きのニュアンスを確認しながら目を塗っていきます。
[レイヤー]パレット→[透明ピクセルをロック]をクリックして「目」の部分にのみ塗れるようにします。 髪の毛の影色を[スポイト]ツールで取り、目の影を入れます。
ターバンのオレンジをハイライトに入れて、目のハイライトの周りはもう一段濃い影を置きます。
目のハイライトはキャラの線画より上に新規レイヤーを作り、Gペンで描き入れました。
ランプの光が反射しているイメージでキラキラめにしています。また、彩度高めのオレンジやブルーをポイントで入れています。 まつげ部分は差し色で赤を入れてみました。
目の塗りレイヤーの上に合成モードを[乗算]にしたレイヤーを作り、赤紫寄りのグレーでまぶたの影を入れてできあがりです。
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