6.塗り(服・小物)

提供者 : セルシス    更新日 : 2019/03/05    作家 : れんた
閲覧数 : 71403回 総合評価 : 22件
使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT PRO Ver.1.2.0

前回に引き続きキャラクターの塗りを行います。今回は服と小物を塗ります。

服を塗ります。
面積の大きい陰陽師の服を例に進めます。服などは基本的に他も大体同じ塗り方で塗ります。
ベースより濃い色を[硬さ]の数値を下げた[塗り-水彩筆]ブラシで乗せ、その上から灰がかった色を入れました。


新規で[通常]のレイヤーを作り、大まかに影となる部分に印を入れます。印を元に、[ブラシ濃度]を下げた[塗り-水彩筆]ブラシで周りの色をスポイトで取りつつ馴染ませていきます。

合成モード[スクリーン]のレイヤーを作成して、照り返しを入れます。[オーバーレイ]のレイヤーを作成して色味を調整して、服は完成です。

マフラーも大体同じような感じで着色していきます。


鬼子の帯の塗りです。
他の服の部分と同様、最初に[硬さ]の数値を調整してぼけたブラシで塗り、その後硬めのブラシで整えていきます。

柄無しだと淋しかったので、[デコレーション]→[花]→[桜]のブラシを使って模様を入れました。
模様を描いたレイヤーの[透明ピクセルをロック]して、淡いピンクで塗りつぶした後、レイヤーの合成モードを[オーバーレイ]にします。
最後にその上に合成モード[覆い焼き]のレイヤーを新規で作成し、光を足して完成です。


小物

最後に小物の塗りです。
雪兎の目は南天の実をイメージしています。私は耳の葉っぱはグサッと突き刺す派なのですが、実際にはどうなのでしょうか?

実(目)と葉っぱ(耳)の部分を今まで同様に影から塗って光をいれます。体部分は雪っぽく見えるように基本は青灰色で塗り、所々肌や着物の色を照り返しとして入れています。

刀(柄)は服の塗りとあまり変わらず、ぼやっとした影を入れてから照り返しと細かい影を追加して、合成モード[オーバーレイ]や[覆い焼き]のレイヤーを作成して光を入れる、という感じです。

残っている箇所も全て塗って、塗りを完了させます。

作者プロフィール:れんた  (サイトURL:http://detectiver.com/

創作イラストや小説が中心のサイトをしています。

コメント
yu107 2017/01/23 19:48
画像が多くわかりやすかったです!
mamakoko 2014/07/29 06:30
わかりやすい
POMPOM 2014/04/29 09:54
れんたさんの自サイトのメイキングを参考にさせて頂いております。 今回は全てCLIP STUDIO PAINT使用でしたがやはりとてもわかりやすく丁寧な 解説で本当に参考になりました。ありがとうございました。
翠河 2014/03/31 07:46
勉強になります
みっぺーー 2013/11/14 00:53
わかりやすいです