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4.線の色変更とネオンの光

提供者 : セルシス    更新日 : 2018/12/05    作家 : つちもちしんじ
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使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT Ver.1.6.3

[1]線の色変更
[2]塗りレイヤーからネオン部分を抽出する
[3]ぼかしをかける

[1]線の色変更

線画レイヤーの不透明度を100%に戻し、 [編集]メニュー→[色調補正]→[色相・彩度・明度]で色調整します。

青系の色味にしていましたが、赤みを強めて和らげました。

[2]塗りレイヤーからネオン部分を抽出する

イラストの中のネオンにぼかしの効果を加えます。

最初に「塗り」レイヤーを複製します。

複製したレイヤーは「ライトぼかし」と名前をつけて「塗り」のレイヤーの上に置きます。
※[透明ピクセルをロック]がオンの状態のレイヤーを複製すると、複製したレイヤーも[透明ピクセルをロック]がオンになっているので、ここではオフにしておきます。

[自動選択]ツールでネオンの部分の色をクリックし、ネオン部分だけの選択範囲を作っていきます。

離れた複数個所を選択したい場合は、[Ctrl]キーを押しながらクリックすると選択範囲を増やしていけます。

ネオン部分がひと通り選択できたら、[選択範囲]メニュー→[選択範囲を反転]を選択して選択部分を反転したら、ネオン以外の部分を[delete]キーで削除します。

ネオン部分の色だけがレイヤーに残りました。
※上図ではわかりやすいように元の「塗り」レイヤーを非表示にしています。

[3]ぼかしをかける

ネオンの光を表現するために、「ライトぼかし」レイヤーにぼかしをかけます。

[フィルター]メニュー→[ぼかし]→[ガウスぼかし]を選択し、ぼかす範囲:100に設定します。
※ぼかす範囲の数値はイラストにもよるため、調整しながらぴったりの値を見つけます。

ぼかしをかけた後に、レイヤーの不透明度を50%にして透けた感じにします。
効果が弱いようだったら、さらに「ライトぼかし」のレイヤーを複製し、より強く見えるように線画レイヤーの上に配置します。

ここでは不透明度を20%まで下げています。

このようになりました。

次回はグラデーションとテクスチャを重ねてイラストを仕上げます。

作者プロフィール:つちもちしんじ  (サイトURL:http://tsuchimochishinji.com/

東京都在住。古典的マンガ、浮世絵、絵画、ポップアート、ポップソングなどから刺激を受けて、 漫画やイラストに勤しんでいます。 「東京下町百景-つちもちしんじ作品集」発売中

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