2.ラフ
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ラフを描く前の下描きの作成とラフの作成を行います。
[1]ラフ前の下描きイメージの作成
[2]ラフの準備
[3]ラフ
[1]ラフ前の下描きイメージの作成
1.下描き用キャンバスの作成
[ファイル]メニュー→[新規]を選択し、下描き用のキャンバスを作成します。
キャンバスは[プリセット]のプルダウンから①[A4(350dpi)]を選択し、そのあと②[解像度]を[72dpi]に設定します。
大きい画面に描くよりも小さい画面のほうが、全体を見ながらイメージをざっくり描けるかなと思ったため、解像度を下げました。
2.下描きで使用するツール
下描きでは、[鉛筆]ツールの[濃い鉛筆]を使用します。
3.全体のイメージを考える
描きたいものを考えます。
今回は「遊園地」「宇宙」「サーカス」っぽいものが描きたかったので、ここから連想していって、とりあえずざっくり思うがままにモチーフを描いていきます。
イラストがどの角度から見ても楽しいものになるように、反転、左右対称、上下対称のを意識しながら全体のレイアウトを考えています。
[2]ラフの準備
1.画像解像度の変更
下描きが終わったら、[編集]メニュー→[画像解像度を変更]で画像の解像度を[72dpi]→[350dpi]に変更します。
下描きでは解像度を下げていましたが、ラフの工程では次の線画に向けて設定や描きたいものをはっきりとさせるために解像度を上げておきます。
2.下描きの色を変更する
ラフを描くときに見やすくするため下描きの色を変更します。
[レイヤー]パレットで下描きレイヤーを選択し、パレット上部にある[透明ピクセルをロック]アイコンをクリックして透明部分をロックします。
その後、[編集]メニュー→[塗りつぶし]で茶色の線を水色に塗りつぶし、レイヤーの不透明度を下げます。
透明ピクセルをロックしているので、線以外の部分は塗りつぶされません。
レイヤープロパティで色を変える
下描きやラフの線の色を変えたいときは、[レイヤープロパティ]パレットの[レイヤーカラー]機能が活用できます。
[レイヤーカラー]を設定すると、レイヤーに描画された部分の表示色を変更できます。
レイヤーフォルダーに[レイヤーカラー]を設定すれば、格納されている複数のレイヤーの表示色を一度に変更することもできます。
※[レイヤーカラー]について詳しくはこちらをご覧ください。
3.キャラクター設定の確認
今回は女の子の衣装設定のみ先に考えていたので、設定に沿って描きます。バレリーナ・踊り子のイメージです。
私の描くキャラクターは擬人化が多いのですが、描くもののイメージから連想して服などのデザインを考えていきます。
[3]ラフ
1.ラフの描画
イメージをふくらませながらラフを描いていきます。
ラフは、「ラフ人」「もの1」「もの2」「もの3」と4枚のレイヤーに分けて描いていきます。
使用するブラシは、下描きと同じ[濃い鉛筆]を使用しました。
ラフの段階で悩みながら、服・小物のデザインをだいたい固めていきます。
2.ラフのレイヤーの整理
ラフが描き終わったら、[レイヤー]パレットに「ラフ」レイヤーフォルダーを作り、作成した4枚のレイヤーを格納します。
このとき、下描き→ラフの工程で行ったように、各ラフレイヤーの[透明ピクセルをロック]して水色などで塗りつぶしておきます。
この後の線画を描く工程で見やすくするため、人物は水色、後ろは紫色で塗りつぶして色を分けておきました。
ラフはこれで終わりです。
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