第10回 宝石の塗り
提供者 : セルシス
更新日 : 2018/12/05
閲覧数 : 36134回 総合評価 : 18件
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使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT Ver.1.3.1
宝石を塗ります。宝石はこのイラストのポイントでもあるので、キラキラでインパクトのある塗りになるよう意識して塗っていきます。
[1]大きな宝石の彩色
①手順は、ほぼ人物の塗りと同じく、「影付け」→「ハイライト」→「ぼかして調整」の流れです。まずは合成モードを[焼き込み(リニア)]に設定した新規レイヤーを作成し、[ペン]ツール→[Gペン]で影をつけていきます。
宝石のカットを意識して曲線を作らず直線で、影の位置にランダム性をつけます。
②次に、合成モードを[加算(発光)]にした新規レイヤーを作成し、ハイライトをつけます。
こちらも影付け同様メリハリをつけて塗ります。影とかぶる部分とかぶらない部分、両方ができるように塗っていきます。
③ハイライトのレイヤーの不透明度を43%に下げて調整しました。だいぶそれっぽくなってきました。
④透明色の[エアブラシ]ツール→[柔らか]でハイライトをぼかして立体感を出します。
⑤作成した「影」レイヤーの調整をします。[レイヤー]パレットで[透明分をロック]し、[柔らか]で濃い紫色などを入れてメリハリを強くします。
⑥さらに新規レイヤーを作成し、合成モードを[焼き込み(リニア)]に設定したら、宝石の下部や奥の面に濃い色を乗せます。より宝石らしい重みがでました。
⑦最後に色の微調整をします。
[レイヤー]メニュー→[新規色調補正レイヤー]の[レベル補正]レイヤーでよりハイライトを強くして、[新規色調補正レイヤー]の[色相・彩度・明度]レイヤーで彩度を上げました。
これで大きな宝石は完成です。
[2]小さな宝石の彩色
小さい宝石は大きな宝石より簡易的に塗ります。ベースの下塗りレイヤーの上に、影とハイライトのレイヤーを重ねました。さらに、小さい宝石の奥に[Gペン]でシルエットのみの小さい宝石を散りばめます。色の調整をしてから、遠近感を出すために[フィルター]メニュー→[ガウスぼかし]で輪郭をぼかして、宝石は完成です。
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