ツールのカスタマイズ
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CLIP STUDIO PAINTのツールは[ツール]パレットで選ぶことができます。ツールごとに[サブツール]パレットにたくさんのサブツールがあらかじめ登録されています。
CLIP STUDIO PAINTではツールやサブツールの移動などのカスタマイズがとても強力です、ぜひ自分にあったツールの配置などを試してより使いやすくカスタマイズしてみてください。
[1]ツールとサブツール
[2][ツール]、[サブツール]パレットの操作
[3]サブツールの変更と複製
[4]ツールオプション
[5]オリジナルのサブツールを作る【PRO/EX】
[1]ツールとサブツール
CLIP STUDIO PAINTではツールを選択→サブツールを選択の順番で必要なツールを選びます。
初期状態でもたくさんのサブが登録されていますが、CLIP STUDIOの[素材をさがす]からペンなどの素材をダウンロードして、サブツールとして登録することもできます。もちろん、自分でサブツールを作って登録することもできます。
ツールによって[サブツール]パレットの表示内容は変わります。さらに、グループによってサブツールはカテゴリ分けされています。
■[ペン]ツール
■[筆]ツール
■[図形]ツール
[サブツール]パレット上部に[グループ]を選択するボタンが表示されています。同じツールでもサブツールによって描き味や役割が全く違っていることもあります。
[鉛筆]ツールの[濃い鉛筆]と[粗い鉛筆]を比べてみました。
[鉛筆]ツール→サブツール[濃い鉛筆]
[鉛筆]ツール→サブツール[粗い鉛筆]
[2][ツール]、[サブツール]パレットのアイコン操作
1.[ツール]パレットのツールアイコンの操作
①アイコンの表示
例えば[図形]ツールを選ぶと、初期状態では[サブツール]パレットに[直接描画]/[流線]/[集中線]の3つのグループが表示されます。※CLIP STUDIO PAINT PRO/EXの場合。
[直接描画]のグループの中にサブツールが用意されていて、必要なものをここで選びます。
[ツール]パレットに表示されているのは、選択したサブツールのアイコンです。同じ[図形]ツールであっても、選択されているサブツールによって表示されるアイコンが変わることがあります。
[図形]ツールの[集中線]グループのサブツールを選ぶと、[ツール]パレットの[図形]ツールアイコンが[集中線]のものに変わります。
②ツール名の変更と削除
[ツール]パレットでツールの名称を変更することができます。
ツールパレットのツール上で右クリックしてメニューを表示します。
[ツールの設定]を選択します。
[ツールの設定]ダイアログが表示されるので、ツール名を入力します。
削除する場合は、メニューの[ツールの削除]を選択します。
初期化すると自分で登録したツール、サブツールが消去されてしまいますので、あらかじめオリジナルのツール、サブツールを書き出しておくことをおすすめします。【PRO/EX】
※書き出しの方法は [5]オリジナルのサブツールを作る 2.サブツールの読み込み、書き込み を参照してください。
【削除してしまった初期状態のツール、サブツールを初期化起動で復活させる】
「Shiftキー」を押しながら、CLIP STUDIO PAINTを起動させ、表示されたダイアログから「ツール」を選択します。
2.[ツール]パレットにサブツールを追加する
[サブツール]パレットの各サブツールは[ツール]パレットに追加できます。頻繁に使うサブツールを[ツール]パレットに移動しておけば、[ツール]パレットからすぐに選択できて便利です。
[サブツール]パレットの[グループ]または[サブツール]を[ツール]パレットにドラッグし、ツールとツールの間に赤い直線が表示されている状態でドロップすると、[ツール]パレット上にアイコンが追加できます。
サブツール単体を移動した場合は[サブツール]パレットにグループが自動的に作成されます。
3.サブツールを他のツールのサブツールに移動する
[サブツール]パレットの[グループ]または[サブツール]を[ツール]パレットのツールアイコン上にドラッグし、ツールの周りに赤い四角形が表示されている状態でドラッグすると、ツール内に移動できます。
グループを移動させた場合は、グループに登録されていたサブツールも全て移動します。
4.パレット内で移動する
各ツールやグループはパレット内で使いやすい位置に移動させることができます。
アイコンの場所を移動する[ツール]パレットでは、ツールアイコンを移動させたい位置までドラッグ&ドロップします。
[サブツール]パレットでは、サブツールやグループを移動させたい位置までドラッグ&ドロップします。
5.サブツールとグループの操作
①サブツールを別のグループに移動する
[サブツール]を[グループ]のタブまでドラッグ&ドロップして、違うグループの中に移動できます。
②サブツールをグループとして登録する
[サブツール]を[グループ]にドラッグ&ドロップするとグループとして登録することができます。グループとして登録した場合は、新しいグループと、その中に移動したサブツールがひとつだけ登録されている状態になります。
[3]サブツールの変更と複製
1.サブツールの名前を変更する
①[サブツール]パレットのサブツール上で右クリックしてメニューを表示します。
②[サブツールの設定]を選択してサブツール名を変更します。
[サブツールの設定]ダイアログでは名前だけでなく、アイコンの形状や色を変更することもできます。
2.サブツールを複製する
①サブツール上で右クリックして表示されるメニューから[サブツールの複製]を選択します。
出力/入力処理を選択することはできませんが、名前やツールアイコン関連を設定することができます。
②[OK]をクリックするとサブツールが作成されます。
[4]ツールオプション
1.[ツールプロパティ]パレット
選んだツール(サブツール)によって、[ツールプロパティ]パレットに表示されている項目が異なります。
ツールプロパティでは[スライダー]や[インジケーター]を使って設定を調整します。
[スライダー」と[インジケーター]は数値を設定するためのものですが、その上で右クリックしてメニューから切り換えることができます。
2.[サブツール詳細]パレット【PRO/EX】
[ツールプロパティ]パレットに表示されている項目は、そのツールを使用する際に調整が必要な項目のみとなっています。実際にはもっと多くの設定項目があります。すべての設定項目は[サブツール詳細]パレットで変更できます。
[ツールプロパティ]パレット右下のアイコンをクリックすると[サブツール詳細]パレットが表示されます。
※[ウィンドウ]メニュー→[サブツール詳細]でも表示できます。
※[サブツール詳細]パレットは、CLIP STUDIO PAINT PRO/EXでのみ使用できます。
【[サブツール詳細]パレットの各項目】
①描画系のツールでは、ペンで描ける線のサンプルが表示されます。
②各オプション項目です。クリックすると③のエリアに詳細項目が表示されます。
③各オプションの詳細項目が表示され、設定の変更を行えます。
④③の項目にカーソルを乗せると、ヘルプが表示されます。
⑤サブツールの設定をすべて初期状態に戻します。
⑥現在の設定を、「初期設定」として再設定します。(もとの初期設定内容に上書きされます。)
[5]オリジナルのサブツールを作る【PRO/EX】
自分の好みに合ったサブツールを作って保存することもできます。
1.サブツールを作る
(1)サブツール上で右クリックして表示されるメニューから[カスタムサブツールの作成]を選択します。
(2)[カスタムサブツールの作成]ダイアログが表示されるので、それぞれの項目を設定します。
①名前:ツールの名前を入力します。
②出力処理:何を描くか(塗る/選択範囲を作成/フキダシを作る…)などを選択します。
③入力処理:タブレットのペンの操作でどのようなものを作成/描画するかを選択します。
④ツールアイコン:あらかじめCLIP STUDIO PAINTに用意されているツールのジャンルから、アイコンを選択します。
⑤ユーザー設定:オリジナル画像をツールアイコンに設定できます。
ラジオボタンをクリックすると、ファイルを選択するダイアログが表示されます。読み込める画像の形式はBMP、JPEG、PNG、TIFF、Targaです。
⑥アイコンの背景色:アイコンの背景色を選択します。
選択しているツールによって、入力/出力処理の選択肢は異なる場合があります。
(3)[OK]をクリックするとサブツールが作成されます。
(4)[ツールプロパティ]パレット、[サブツール詳細]パレットで各項目を設定します。
[サブツール詳細]パレットでは全ての項目を変更できますが、これらを一から調整するのは大変です。まずイメージに近いサブツールを複製して調整すると効率が良いです。だんだん設定項目でどんなことができるのかがイメージできるようになってきますよ!
2.サブツールの読み込み、書き込み
サブツール上で右クリックしたときに表示されるメニューにはサブツールのデータを取り扱う項目があります。
①[サブツールの読み込み]:サブツールファイル拡張子.sutを読み込みます。
②[サブツールの書き出し]:選択したサブツールを任意の場所に拡張子.sutのファイルで書き出します。
③[サブツールを素材として登録]:オリジナルのサブツールを素材パレットに登録します。
登録したサブツールはCLIP STUDIOで他のユーザーに公開することができます。
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