第一話:描画関連のバージョンアップ項目
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筆圧検知
ComicStudioの[ペン]ツールや[鉛筆]ツールなどの描画系のツールは、筆圧調整によって線の太さや濃さなどを調整できます。 ComiStudio 4.5では[筆圧検知]機能を使い自分にあった筆圧で設定できます。
(1)[ファイル]メニューから[筆圧検知]を選択します。
(2)[筆圧検知レベルの調整]ダイアログで[1つのストロークで調整を行う]または[複数のストロークで調整を行う]のどちらかを選択し、[調整を行う]をクリックします。
(3)実際にキャンバス上にいつも自分が描画をする調子で線を描きます。
IMEの自動切り替え
レイヤー名を変更する場合、以前はIMEをオンにしないと、英語入力のままなので英語で入力してしまったり、レイヤー名の変更後にIMEをオンにしたことを忘れて、ショートカットを利用しようとすると日本語入力のままなので、利用できなかったりしました。 4.5では[各パネルのテキスト入力時にIMEの自動切り替えを行う]機能をオンにすることにより、上記のようなミスが無くなります。
レイヤー名を変更します。
(1)[ファイル]メニューから[環境設定]を選択します。
(2)[環境設定]ダイアログの[オプション]→[IME制御]→[各パネルのテキスト入力時にIMEの自動切り替えを行う]にチェックを入れます。
(3)[レイヤー]パレットからレイヤー名を変更するレイヤーのレイヤー名が表示されている所をクリックします。
(4)IMEのオン・オフを手動で切り替えることなく、日本語で入力することができます。
描画ツールのサイズの変更
[ペン]ツールなどの描画ツールや[消しゴム]ツールなどを使用しているとき、[Ctrl]+[Alt]キー+ドラッグの操作にて、ブラシサイズを変更できるようになりました。
∗これに伴い、[Ctrl]+[Alt]キーが割り当てられていた[定規選択ツール]の[定規の全体を選択する]のON/OFFの切り替えは行えなくなりました。
∗Macintoshは[Alt]は[Option]、[Ctrl]は[Command]に読み替えてください。
(1)描画ツールを選択したまま、キーを押し、キャンバス上でドラックするとブラシサイズのプレビューが表示されます。
(2)丁度良いブラシサイズになったら、キーを離しペンを上げるとブラシサイズが確定します。
「消しゴムツール」-すべてのレイヤーを参照
ComicStudio 4.5では[交点までを消去]で複数のベクターレイヤーを参照できるようになりました。 編集しやすいよう、顔や髪・小物などを別々のレイヤーで描き進めると、今まではレイヤー統合し[交点まで削除]するか、ラスターレイヤーと同様に消していくしかありませんでした。
ComicStudio 4.5になり[消しゴム]ツールのツールオプションに[すべてのレイヤーを参照]機能が追加されたことにより、別々のベクターレイヤーの交点を認識し、交点までを削除出来るようになりました。
【実践】
(1)ディテールアップ用に新規ベクターレイヤーを作成し、レイヤー名を「ディテール」とします。
(2)[ペン]ツールで服の縫い目を描きます。この時はみだしを気にせず、描いてしまいます。
(3)[消しゴム]ツールを選択し、[ツールオプション]パレットの[一般タブ]にある[交点までを消去]と[すべてのレイヤーを参照]にチェックします。
(4)はみ出した線の上をドラッグすると、すべてのレイヤーを参照し、はみ出した部分だけが削除できます。
ペンで直線を描く
[ペン]ツールなどのツールで[Shift]キーを押しているときに、離れた2点を結ぶ直線が描画できるようになりました。
(1)直線の始点でクリックします。
(2)[Shit]キーを押しながら終点でクリックすると、始点と終点が直線で結ばれます。
【実践】
この機能を使い背景の補助線を描画します。
補助線用レイヤーを作成し、補助線を引き背景を仕上げていきます。
(1)[ペン]ツール等の描画系ツールを選択します。
(2)直線を引きたい始点をクリックします。次に終点を[Shift]を押しながらクリックすると、直線が引けます。
(3)対角線を引くことで中心点を求めることができます。
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