ComicStudio 使い方講座 > 機能解説!トラの巻 > 3D > POSESTUDIOを使い、難し…

POSESTUDIOを使い、難しいポーズも楽々作画 1

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
閲覧数 : 12411回 総合評価 : 6件

※ 使用したバージョン : ComicStudioEX Ver.4.5.6

※POSE STUDIOのバージョン:POSE STUDIO Ver.1.0.2

POSE STUDIOはデッサン人形を3Dで自由に動かして、自由な角度で表示させることができるアプリです。ComicStudioからPOSE STUDIOを呼び出すことで、人物のアタリを作成してイラスト作成時に活用できます。

■POSE STUDIOのおためしレンタルはこちら!

[1]ComicStudioとPOSE STUDIO連携の流れ
[2]ComicStudioでラフを描く
[3][コマ作成]で領域を指定
[4]POSE STUDIOを呼び出す
[5]ポーズを呼び出す
[6]アングルを調整する
[7]シーンを保存する
[8]ComicStudioへ書き出す
[9]ComicStudioでモデルを参照しながら描画する

 

[1]ComicStudioとPOSE STUDIO連携の流れ

1:ComicStudioでラフを描く
2:[コマ作成]で領域を指定
3:POSE STUDIOを呼び出す
4:ポーズを設定する
5:アングルを設定する
6:シーンを保存する
7:ComicStudioへ書き出す
8:ComicStudioでモデルを参照しながら描画する

POSE STUDIOには初期状態で「走り」「歩き」などの動作や感情などを表現した数多くの「ポーズ」が登録されています。簡単に呼び出して、POSE STUDIOの画面上で好きな角度で見ることができます。今回はまずComicStudioとPOSE STUDIOの連携の手順を確認しましょう。

 

[2]ComicStudioでラフを描く

ComicStudioで新規ページを作成して、ラフを描きます。今回は走っている人物を描きます。
今回はPOSE STUDIOに登録されているポーズを参考にするので、人物のラフはどの向きに、どのあたりに置くか、程度にしておけばよいでしょう。

 

[3][コマ作成]で領域を指定

POSE STUDIOで作成したアタリ画像を原稿用紙のどの部分に取り込むかを簡単に指定できるように[コマ作成]ツールを活用します。
この機能は[コマ作成]で作成した「領域を限定して」作画が行えるものです。POSE STUDIOとの連携では、「コマ」の大きさをフレームの大きさに見立てて作業を行います。

[コマ作成]ツールで[コマフォルダ]を作成したら、レイヤーパレット上でダブルクリックしてコマ内の作業に移行します。

 

[コマフォルダ]内の作画モードに移行すると、コマの外側がグレー表示されて作業できなくなります。この状態で赤いコマフレームの大きさを変更することもできます。

 

[4]POSE STUDIOを呼び出す

1.ComicStudioからPOSE STUDIOの起動

ComicStudioからPOSE STUDIOを呼び出します。メニュー[ファイル]から[読み込み]→[POSE STUDIO]を選択します。

ComicStudioがいったん画面から消えます。ComicStudioそのものは終了していないので、原稿に描いている絵は保持されています。念のため[読み込み]→[POSE STUDIO]で呼び出しを行う前に、原稿をファイル保存します。

 

POSE STUDIOが起動します。ComicStudioのコマ領域は緑色の枠内です。ComicStudioで描画していた内容がPOSE STUDIOの操作画面の奥に表示されていることを確認します。

POINT

POSE STUDIOがすでに起動している状態ではComicStudioから[読み込み]→[POSE STUDIO]の操作を行うことができません。必ずあらかじめPOSE STUDIOを終了してから作業を行ってください。

 

2.POSE STUDIOでモデルを表示

起動したばかりのPOSE STUDIOにはモデルが1体表示されています。
起動後に表示されるモデルは男性の標準モデルです。

 

モデルを変更したい場合はメニュー[ファイル]から[デフォルトモデルの追加]を選び、必要なモデルを選びます。

 

不必要なモデルはモデルレイヤーでモデルを選択して、メニュー[ファイル]から[モデルの削除]または[モデルを削除アイコン]をクリックして削除します。

 

3DCGの心得があればモデルを自作したり、CLIPサイトなどから必要なものをダウンロードできます。

 

ダウンロードしたモデルはメニュー[ファイル]から[モデルを追加]または[モデルを追加]ボタンでモデルを呼び出すことができます。

 

[5]ポーズを呼び出す

1.ポーズライブラリを操作する

[ポーズライブラリ]にあるポーズを選んで、モデルにポーズを取らせることができます。 [ポーズライブラリ]が表示されていない場合はメニュー[ウィンドウ]から[ポーズライブラリ]を指定(ショートカットは[F5]キー)して表示します。

 

2.ポーズライブラリのボタン

今回は走っているポーズを作ります。POSE STUDIOには初期状態で走る動作のポーズがたくさん登録されているので、[ポーズライブラリ]から検索します。その際、ボタンを活用するともっと便利に検索できるようになっています。

検索のためのボタンをクリックして、探したいポーズを指定します。

 

・[プリセット]はPOSE STUDIOにあらかじめ登録されているポーズ
・[ユーザー]はユーザー作成のポーズ

 

・[全身]は全身のポーズ
・[ハンド]は手のひらモデルのポーズ

を表示します。

 

3.ポーズライブラリの検索

文字による検索は[検索窓]に必要な文字を入力します。今回は走っているポーズを探したいので検索窓に「走る」と入力します。ポーズライブラリ一覧に「走る」というキーワードで検索されたポーズが一覧できます。

検索窓に入力したキーワードを頻繁に利用する場合は検索ワードをボタン化して登録することができます。検索窓に文字が入力されている状態で[+]バーをクリックすると、検索ワードボタンが追加されます。

 

このボタンを削除するときはボタン上で右クリックしてメニュー[ブックマーク削除]を選択します。

 

今回は[プリセット]に用意されている[内股で走る左前]を呼び出しました。

 

[6]アングルを調整する

今回はプリセットで用意されたポーズをそのまま使うので、カメラのアングル、つまり「カメラの「角度」や「位置」を調整します。

1.カメラを調整する

[ツール]パレットから[カメラツール]を選択して、操作画面をドラッグします。

[カメラツール]を選択中は、3Dのモデルではなく、「カメラ」が移動します。自分がカメラマンになったときのことを想像してみましょう。カメラの位置が動くと、人物だけではなく、背景も一緒に動きますね。[カメラツール]を選択してドラッグすると、モデルの足下のグリッドも一緒に回転しています。

 

2.カメラの移動調整

カメラの移動方法の主たるものを紹介します。

■カメラの回転

ドラッグするとカメラが回り込みます。360°回転します。

 

■カメラの前後移動

[Shift]キーを押しながら画面上を上下にドラッグすると、カメラが前後に移動します。マウスの右ボタンを押しながら上下にドラッグしても同様の操作が行えます。

 

■カメラの移動

[Space]キーを押しながらドラッグすると、カメラが上下左右に移動します。マウスのホイールボタンを押しながらドラッグしても同様の操作が行えます。

POINT

[移動ツール]を選択している状態でも、モデルの外をドラッグするとカメラの回転/移動を行えます。しかし、誤ってポーズまで変更してしまう恐れがあるので、ポーズを修正する必要が無い場合は[カメラツール]を利用した方がトラブルが少なくなります。

間違ってポーズを変更してしまった場合はメニュー[編集]から[取り消し](ショートカット「CTRL」+「Z」)を実行するとポーズを元に戻すことができます。

 
 

3.カメラの水平方向回転

カメラを水平方向に回転させる場合は[ロール]のスライダーを操作します。

 

4.パースの調整

パースのきつさを調整します。

■パースが弱い状態

足下のグリッドの角度が緩やかになっていることに注目します。

 

パースが弱い=遠くから望遠レンズでズーム撮影している状態です。

 

■パースが強い状態

足下のグリッドの角度がきつくなっていることに注目します。

 

パースが強い=近くで広角(ワイド)レンズで広角撮影している状態です。パースの強さを調整することによって、カメラレンズの望遠/広角の効果を再現できます。

 
 

[7]シーンを保存する

作成したモデルのポーズとアングルの組み合わせ(シーン)をファイルに保存しておきます。保存したシーンファイルを読み込めば、同じポーズ、アングルを再現できます。

メニュー[ファイル]から[シーンを保存]を選ぶと、シーンファイルを保存します。シーンファイルにはモデルのポーズやアングルなどPOSE STUDIOで設定した内容がそのまま保存できます。

 

保存されたシーンファイルはメニュー[ファイル]から[シーンを開く]を選択、シーンファイルを呼び出して構図を再現します。

 

[8]ComicStudioへ書き出す

モデルのポーズとアングルが決まったら、メニュー[ファイル]から[書き出し]を選択します。

POSE STUDIOを単体で使用している際は[書き出し]を行うと画像ファイル保存のダイアログが表示されます。しかし、ComicStudioから呼び出された場合は画像ファイル保存は行われず、「画像の書き出しが終了しました」という終了メッセージのみ表示されます。

 

[OK]をクリックすると書き出し作業は終了します。メニュー[ファイル]から[終了]を選択して、POSE STUDIOを終了します。引き続きComicStudioの操作画面が表示されます。

 

[9]ComicStudioでモデルを参照しながら描画する

ComicStudioにPOSE STUDIOで作成したモデルの様子が取り込まれています。

ComicStudioにはモデル画像の登録された新しいレイヤーが用意されています。指定したコマ内のみ描画が出来るコマモードのままなので、モードを終了したい場合は左上の終了ボタンをクリックします。

 

コマモードを終了すると、[コマフォルダ]内に「POSE STUDIO」のレイヤーが格納されている様子が判ります。この状態でComicStudio上での作業を続けて構いません。

 

この画像を参照しながら人物を描きます。3Dのモデルをなぞるのではなく、自分の描きたいキャラクターを優先できるように気をつけましょう。時々3Dモデルの表示を消しながら描くのも手です。

 

ComicStudioとPOSE STUDIOの連携をスムーズにできるように、背景と人物のバランスを考えてPOSE STUDIO上で調整を行っておくと、その後の作業がスムーズに進みます。

コメント
コメントはありません