マンガ効果に役立つフィルタ 変形
閲覧数 : 6720回 総合評価 : 1件
※使用したバージョン:ComicStudioVer.4.5.6
[1]フィルタを使う
[2]極座標フィルタ
[3]波フィルタ
[4]波形フィルタ
[5]渦巻きフィルタ
[6]ジグザグフィルタ
[1]フィルタを使う
フィルタを使うと画像に様々な効果を簡単に与えることができます。
またフィルタによっては設定ダイアログが表示され効果の幅を調節することも可能です。
ここでは以下の画像を使って各[変形]フィルタの効果を説明してみようと思います。
[2]極座標フィルタ
画像を円柱や球体に映ったように変形させるフィルタです。
[フィルタ]メニューの[変形]から[極座標]を選択します。
[極座標]ダイアログが表示されますので、効果を[直交座標を極座標に]、[極座標を直交座標に]、[球体に映りこむ]の中から選択できます。
1.[直交座標を極座標に]
画像の直交座標(横x、縦y)を極座標(距離r、角度θ)に変換します。
2.[極座標を直交座標に]
画像の極座標(距離r、角度θ)を直交座標(横x、縦y)に変換します。
3.[球体に映りこむ]
画像を球体に映りこんだように変換します。
[極座標]フィルタを使うと等間隔の円を描くのも簡単にできます。
等間隔の横線を描き、[極座標]ダイアログから[直交座標を極座標に]を選択すると完成です。
また、応用としては星空を長時間露光撮影したような表現も簡単にできます。
以下のような星空を描き、[極座標]ダイアログから[直交座標を極座標に]を選択すると完成です。
[3]波フィルタ
画像を波打つような揺れるパターンに変形させるフィルタです。
[フィルタ]メニューの[変形]から[波]を選択します。
[波]ダイアログが表示されます。
1.[向き]
波の角度を「0.0°~180.0°」の範囲で設定します。この値を変えると波の方向が変化します。
2.[振幅]
波の振れ幅を「0.1%~200.0%」の範囲で設定します。この値を大きくすると振れが激しくなります。
3.[波の数]
振れる回数を「1.0~20.0」の範囲で設定します。この値を大きくすると波の数が増えます。
[4]波形フィルタ
画像の座標を波形(正弦波・三角波・矩形波)で変形させるフィルタです。
[フィルタ]メニューの[変形]から[波形]を選択します。
[波形]ダイアログが表示されます。
1.[正弦波]
画像の座標を周期的な波で変換します。
2.[三角波]
画像の座標を三角の波で変換します。
3.[矩形波]
画像の座標を矩形の波で変換します。
4.[波の数]
振れる回数を「1~20」の範囲で設定します。
5.[波長]
波の頂点と頂点の距離を「[0.1%~100.0%]~[0.1%~100.0%]」の範囲で設定します。
6.[振幅]
波形の振れ幅を「[0.1%~100.0%]~[0.1%~100.0%]」の範囲で設定します。
7.[水平比率]
水平の波形の比率を「0.0%~100.0%」の範囲で設定します。
8.[垂直比率]
垂直の波形の比率を「0.0%~100.0%」の範囲で設定します。
9.[巻き戻す]
画像の端を巻き戻して塗りつぶします。
10.[端の色を繰り返し埋める]
画像の端を画像の端の描画色を拡張して塗りつぶします。
11.[再生成]
数値を変更しなくても[再生成]ボタンを押すと画像がランダムに変更します。気に入った形になるまで何回でも繰り返すことができます。
[5]渦巻きフィルタ
画像を渦巻きのように変形させるフィルタです。
[フィルタ]メニューの[変形]から[渦巻き]を選択します。
[渦巻き]ダイアログが表示されます。
1.[ねじれ]
ねじる回転角度を「-900.0°~900.0°」の範囲で設定します。この値を変えるとねじる方向が変化します。
2.[ひっぱり]
画像を引っ張る強さを「0.1~4.0」の範囲で設定します。この値を大きくすると影響する範囲が小さくなります。
[6]ジグザグフィルタ
画像を中心から外側に揺らして変形させるフィルタです。
[フィルタ]メニューの[変形]から[ジグザグ]を選択します。
[ジグザグ]ダイアログが表示されます。
1.[回転]
ジグザグする回転度を「0.0°~180.0°」の範囲で設定します。
2.[波の回数]
振れる回数を「0.1~30.0」の範囲で設定します。この値を大きくすると波の数が増えます。
フィルタを上手に活用すると簡単に画像に効果を加えることができるので作業時間を短縮することができます。
こういう特殊効果はComicStudioの醍醐味でもあるので是非活用してみましょう!
コメント