描画ツールのカスタマイズ・実践編
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ツールの描き味を調整し自作のペンを作成します。
※ 使用したバージョン : ComicStudio Ver.4.5.1
[1] 新規ツール設定
新しくペンを作る前に新規設定を作成しましょう。
(1) [ツール]パレットから描画系ツールを選択します。
(2) [ツールオプション]パレットの[メニュー表示]を選択し、[新規設定]を選択します。
(3) [新規ツールオプション設定]ダイアログが表示されるので、任意の[設定の名前]を入力し[OK]を選択します。
(4) 新規の[ツール設定]が作成されました。
この[ツール設定]の設定を変更し、新しいペンを作成します。
設定の変更後、[ツールオプション]パレットの[メニュー表示]を選択し[初期設定に登録]を選択して、設定を保存しましょう。
初期設定に登録しておけば、設定を変更しても[初期設定に戻す]を選択すれば、いつでも登録した設定に戻すことができます。
[2] アナログのようなペン
いくつかカスタマイズしたペンの設定例をお見せします。
1. アナログ風のペン
わざとデコボコになるペンの設定をすることでアナログらしさを表現できます。
■設定
サイズ:0.6mm
影響元:ペンの筆圧
厚み:70%/影響元:変化なし
向き:0°/影響元:ランダム
ブラシ形状:円
■作例
拡大をすると線がガタガタしていますが、印刷をするとアナログで描いたような線が描けています。
2. でこぼこペン
[ブラシ形状]を工夫することで、デジタルにしか描けないようなペンが作成できます。デジタルならではの表現をすることができます。
■設定
サイズ:2mm
影響元:ペンの筆圧
補正:2
厚み:100%/影響元:変化なし
向き:0°/影響元:ランダム
ブラシ形状:多角形(ポイント数「5」)
■作例
定規を使い直線をひいても直線にならないので面白い表現ができます。
描き文字を描いても予測不可能な線で今までにないものが描けます。
[補正]の数値を増やせば比較的滑らかな線が描け、数値を低くするほど凸凹の線が描けます。
[3] その他ペン設定
1. 三角ペン
葉っぱなどを描くとき、[ブラシ形状]を多角形にすると、線が適度に角ばり簡単に描けます。
■設定
影響元:ペンの筆圧
厚み:100%/影響元:変化なし
向き:180°/影響元:ストロークの方向
ブラシ形状:多角形(ポイント数「3」)
■作例
「入り」が太く、「抜き」が細くなるペンなので、なでるだけで葉の形に描画できます。
このようにちょっとした設定の違いで色々な表現ができます。
アナログのようなペンやデジタルならではのペンなど、色々なペンを設定しましょう。
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