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テキストツールをさらに使いこなす

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
閲覧数 : 21635回 総合評価 : 2件

※ 使用したバージョン : ComicStudioEX Ver.4.5.4

 

[1] ルビの設定

[テキストプロパティ]パレットの[ルビ設定]では、テキストにルビ(ふりがな)を付けることができます。
1. ルビの入力
(1) ページ上でルビをつけたいテキストを選択します。
(2) [テキストプロパティ]パレットの[ルビ設定]ボタンをクリックして、[ルビの設定]ダイアログを開きます。
(3) ルビの欄に読みを入力すると、選択したテキストの上に入力した文字が表示されます。
※[対象文字]に最初に選択したテキストが表示されますが、ここで直接文字を入力することはできません
(4) [OK]をクリックすると入力したルビが確定します。
 
2. 一度に複数の単語にルビを入力
ページ上でテキストを選択しない状態で[ルビ設定]を行うと、一回の操作ですべての漢字にルビを付けることができます。

(1) ページ上でテキストを選択しない状態で[ルビ設定]をクリックします。

(2) ルビを入力します。
(3) ルビを付けることが出来ました。
 
3. 一文字ずつにルビを入力
ページ上でテキストを選択した場合、[対象文字]に表示された文字列を[Enter]キーで分割することができます。
また、[Backspace]キーや[Delete]キーで、分割した文字列を戻したり、上下の文字列と結合したりすることができます。
この機能を利用して、一文字ずつルビを入力したり、一度に複数の単語にルビを入れることができます。
(1) ルビを付けたいテキストをページ上で選択します。
※改行がしてあるテキストを選択して[ルビ設定]を行うことはできません。
(2) [テキストプロパティ]パレットの[ルビ設定]ボタンをクリックして、[ルビの設定]ダイアログを開きます。
(3) [ルビの設定]ダイアログで[対象文字]を下図のように[Enter]キーを押して改行します。
(4) それぞれの[対象文字]に[ルビ]を入力します。
※ルビは、ひと文字ごとや単語など、任意の単位で設定することができます。一回の設定で、ルビを付けられる文字列は、最大10個です。
※改行がしてあるテキストは別々にルビを付ける必要があります。
(5) [OK]をクリックすると入力したルビが確定します。
 
4. [ルビの設定]ダイアログでの詳細設定
[ルビの設定]ダイアログでは、ルビに使用するフォントの種類やサイズ、位置などを設定することができます。
(1) すべてのルビを対象にする
[すべてのルビを対象にする]にチェックを入れると、[ルビの設定]ダイアログに表示されている同じ[テキストレイヤー]のルビすべてに、同じ設定が反映されます。チェックを外すと、赤枠で囲まれている[対象文字]と[ルビ]の組み合わせだけに、設定が反映されます。
(2) フォントとサイズ
ルビを表示するフォントとサイズを指定することができます。
[フォントサイズを本文の1/2にする]にチェックを入れると、[テキストプロパティ]パレットで指定する本文のフォントサイズに合わせて、自動的にルビのフォントサイズが決まります。
(3) 位置
ルビの揃え位置を指定します。[先頭揃え]・[中央揃え]・[末尾揃え]から選択することができます。
(4) 調整
[位置]で選択した揃え位置からの距離を微調整します。
(5) 本文との間隔
ルビと本文の間隔を設定します。
(6) 字間
ルビの字間を均等にして自動配置します。[均等1]→字間ユルめ、[均等2]→字間キツめ、[均等3]→1と2の間くらい、[自由]→任意のポイント数を指定、から選択します。
 
5. [行間]の設定
複数行のテキストにルビを付ける場合は、本文とルビが重ならないように[テキストプロパティ]パレットの[行間]の項目で、ルビのサイズに合った行間に設定します。
[%指定]のチェックを外すと「pt」指定になります。
 

[2] スタイルの設定

[テキストプロパティ]パレットでは、フォントの種類やサイズ、字間・行間・装飾などの組み合わせを、[スタイル]として登録することができます。
1. 新規スタイルの登録
[テキストプロパティ]パレットの[スタイルを使用]の項目にある、[設定]ボタンをクリックすると、[スタイル設定]ダイアログが開きます。
左下にある[新規作成]ボタンをクリックすると、[スタイルの新規作成]ダイアログが開きます。
[元にするスタイル] (初期設定では「標準」のみ)を選択し、新しいスタイルの名前を入力して、[OK]ボタンをクリックします。
[スタイル設定]ダイアログに戻ります。先ほど作成したスタイルを選択し、各項目を設定していきます。
項目は[テキストプロパティ]ダイアログとほぼ同じですが、より細かく指定できるようになっています。
(1) フォント
フォントの種類は、文字の種類ごとに指定できます。
[ひらがな・カタカナ]は明朝系フォント、[漢字]はゴシック系フォントといった、マンガでよく使われる文字組みも登録できます。

フォントには、「欧文文字だけに対応して日本語が表示できない」「ひらがなだけに対応して漢字が表示できない」ものがあります。文字の種類に合ったフォントを指定する必要があります。
※利用できるフォントは、お使いのパソコンの環境によって異なります。

フォントのサイズは文字ごとに具体的な数値で指定する[サイズ指定]と、基準サイズに対する相対的な数値で指定する[%指定]ふたつの設定方法から選択することができます。
(2) 行間・字間
[行間]・[字間]を設定します。ルビを付けた時の[行間]も指定しておくことができます。
(3) 文字の装飾
文字の装飾を設定します。
(4) ルビ
ルビのフォントやサイズ、位置などを設定します。
(5) 半角文字を自動的に縦中横にする
縦書き表示のときに、半角で入力した文字や数字を自動的に[縦中横]にします。半角文字が[桁数]で指定した文字数以上のときに、この処理が有効になります。
(6)オプションリスト
縦書きのときの文字の処理、句読点やカッコなど特殊な文字の処理などを設定できます。
設定が完了したら[OK]をクリックして、[スタイル設定]ダイアログを閉じます。 [テキストプロパティ]パレットの[スタイルを使用]にチェックを入れ、プルダウンから使用するスタイル名を選択すると、各設定が反映されます。
よく使う設定をスタイルに登録しておくと、文字の設定が簡単にできるので便利です。ぜひ活用してみてください。
コメント
yuinosuke 2012/12/22 08:15
とても参考になりました。 ありがとうございます。