5.厚塗りで効果を付ける
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明るい部分を塗り足して、リンゴに立体感を付けます。
引き続き[水彩]ツールの[不透明水彩]ツールセットで行います。
1.リンゴのベースとなる形を描く
(1)[カラーセット]パレットで赤色をクリックし、選択します。
(2)リンゴは、正面やや上から俯瞰していることにします。
リンゴの中を、赤で塗り足します。下の方4分の1ほどは」、暗いまま残すようにします。
まずは筆圧弱めで、明るい部分を広く塗りましょう。
(3)より明るい部分を、より明るい赤で塗ります。
まず筆圧をたかめにして、特に明るい部分を塗りつぶします。
(4)筆圧を弱めで塗った薄い赤の部分の輪郭をぼかします。
[水彩]ツールのままで、極めて弱い筆圧で、輪郭を内から外へ色を延ばすようにして馴染ませます。
(5)同様に、筆圧を強めで塗った濃い赤の部分(最も明るい部分)の輪郭もぼかします。
リンゴの形の中心やや上あたりを明るくし、端へ行くほど暗くなるようにすると、立体的になります。
2.リンゴの上の部分をデコボコさせる
(1)[カラーセット]パレットで暗い赤色をクリックし、選択します。
(2)下図赤枠内のように影を描き足します。
(3)[カラーセット]パレットで赤色をクリックし、選択します。
(4)影の色の上に、下図のように、明るい部分をくっきりした輪郭で描き足します。
(5)描き足した明るい部分の上側を、下図のように扇状にぼかします。
[水彩]ツールのままで、極めて弱い筆圧で、輪郭を内から外へ色を延ばすようにして馴染ませます。
(6)[カラーセット]パレットで暗い赤色をクリックし、選択します。
(7)下図のように影を描き足します。
(8)描き足した影を下図のようにぼかします。
[水彩]ツールのままで、極めて弱い筆圧で、輪郭を影の内から外へ色を延ばすようにして馴染ませます。
(9)[カラーセット]パレットで赤色をクリックし、選択します。
(10)下図のように、扇状の明るい部分の両隣に、明るい部分をくっきりした輪郭で描き足します。
(11)リンゴの形に沿うように、明るい部分をぼかします。
[水彩]ツールのままで、極めて弱い筆圧で、輪郭を内から外へ色を延ばすようにして馴染ませます。
(12)リンゴ上部両端の明るい部分を、奥の方へ向かってもぼかします。
[水彩]ツールのままで、極めて弱い筆圧で、輪郭を内から外へ色を延ばすようにして馴染ませます。
(13)反対側も同様にぼかします。
リンゴの形を立体的に描けました。
次に、ハイライトを入れて質感を出します。
(1)[カラーセット]パレットで明るい橙色をクリックし、選択します。
(2)ハイライトを入れるのは、光が最も当たっている面です。
下図のようにハイライトを入れます。
(3)筆圧でブラシサイズと濃さを調節しながら、叩くように小刻みなストロークを重ねます。
リンゴのヘタを描き足します。
(1)[カラーセット]パレットで最も暗い赤色をクリックし、選択します。
(2)下図のように、ヘタのシルエットを描き足します。
(3)ヘタに明るい色を入れて立体感を出します。
[カラーセット]パレットで暗い橙色をクリックし、選択します。
下図のようにヘタのシルエットの内側に橙色を塗り、立体感を出します。
白い地面にリンゴの影を描きます。
(1)[カラーセット]パレットで水色がかった灰色をクリックし、選択します。
(2)下図のように影の形を描きます。
(3)筆圧を強めにして、影の中を塗りつぶします。
この時、リンゴと影の間に隙間ができないよう、リンゴに多少はみ出すようにします。
リンゴの形はあとで修正します。
(4)影の輪郭をぼかします。
[水彩]ツールのままで、極めて弱い筆圧で、何度も輪郭をなぞるようにして馴染ませます。
ぼかす幅に合わせ、徐々にブラシサイズを大きくしていくと綺麗にぼかしやすくなります。
(5)[カラーセット]パレットで水色がかった濃い灰色をクリックし、選択します。
(6)リンゴと影の隙間の、特に暗くなる影を塗ります。
下図のように、影の形に合わせて、リンゴの下側を塗ります。
(7)特に暗い影の輪郭をぼかします。
[水彩]ツールのままで、極めて弱い筆圧で、何度も輪郭をなぞるようにして馴染ませます。
影の色がはみ出しているリンゴの輪郭を修正します。
(1)[カラーセット]パレットで暗い赤色をクリックし、選択します。
(2)[水彩]ツールを使い、強めの筆圧で、リンゴの輪郭を描き起こします。
完成です。
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