3.下描き
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まずはどんなイラストを描くのか考えながら、下描きをします。下描きには[鉛筆]ツールを使います。使いやすいようサイズの調整もしておきましょう。
(1)[ツール]パレット→[描画]リブの[鉛筆]ツールを選択します。
(2)[鉛筆]ツールのサイズを調整します。
[ツールプレビュー]パレットのピンク色の部分で外向きにドラッグするとサイズが大きく、内向きにドラッグすると小さくなります。黒い丸の大きさが、描画される太さです。20.0px前後に調節してください。
■試し描きをしてみよう
下描きを始める前にキャンバスに線を引いてみましょう。
※タブレットの使い方は「ペンタブレットの使い方とコツ」をご覧ください。
ペンタブレットでは力を入れると線が太く、弱くすると線が細く引くことができます。(筆圧に合わせてサイズが変化します。)
線を引いてみて少し太いなと思ったら、[ツールプレビュー]パレットでサイズを小さく、細いなと思ったらサイズを大きくします。
試し書きをしたものは[Delete]キーですべて削除しておきましょう。
■キャンバスの基本操作
PCでイラストを描く時はキャンバスの表示を大きくして細かい部分を描き込んだり、小さくして全体のバランスを確認することができます。キャンバスを大きく表示すると画面から見えなくなってしまう部分が出てきます。そのような時は画面をスクロールして表示させます。
イラストを描く時に必要なキャンバスの基本操作方法を覚えましょう。
1.キャンバスの拡大/縮小表示(ズームイン/ズームアウト)
キャンバスの左下に、表示倍率を調整するスライダーとボタンがあります。
①スライダー …左へ動かすと小さく、右へ動かすと大きく、キャンバスを表示します。
②[-] …キャンバスの表示を小さくします。
③[+] …キャンバスの表示を大きくします。
2.キャンバスの全体表示
キーボードで「Ctrl」キーと「0」キーを同時に押すと、キャンバスを全体表示に変更できます。
3.キャンバスのスクロール
キャンバスの下端と右端に、スクロールバーがあります。スクロールバーを動かすと、キャンバスを表示する位置をタテとヨコに移動させることができます。
[ツール]パレットにある[手のひら]ツールでもキャンバスの移動ができます。
(1)[ツール]パレットで[手のひら]ツールを選択します。
(2)キャンバス上でクリックし、そのままドラッグすると自由にキャンバスを移動することができます。
■作業のやり直し
もし操作を間違ってしまっても慌てないでください。PCの操作は前の状態に戻すことができます。
[ツール]バーの[取り消し]ボタンをクリックすると操作をひとつ前に戻すことができます。
試し描きをしたらいよいよ下描きを進めていきます。[鉛筆]ツールで下描きをしていきますので、試し描きで他のツールを選択した場合は、[鉛筆]ツールを選択しておきましょう。
■色の設定をする
まず線の色の設定をします。後からペンで清書をしますので、見分けやすいように黒以外の色を選んでおきます。
[カラーセット]パレットで薄い水色をクリックし、選択します。
■下描きをする
キャンバスに下描きをしていきます。
(1)キャンバスは全体表示のまま大まかに形を描きます。
(2)大まかに形を描いたら細かく描き込んでいきます。細かく描き込んでいく時はキャンバスを大きく表示します。
①キャンバスの拡大表示でキャンバスの表示倍率を適度な大きさにします。
②描き込む部分が真ん中に来るようにキャンバスをスクロールさせます。
■線を修正する
描いた線を消したい時は[消しゴム]ツールを使います。
(1)[ツール]パレットの[描画]リブから[消しゴム]ツールを選択します。
(2)消しゴムのサイズを調整します。
[ツールプレビュー]パレットのピンク色の部分で外向きにドラッグするとサイズが大きく、内向きにドラッグすると小さくなります。黒い丸の大きさが、消去される範囲です。
サイズを大きくすると広い範囲で消すことができ、小さくすると細かい部分を修正することができます。
(2)消したい線をなぞります。
描いたり消したりを繰り返して徐々に下描きを仕上げていきます。
■下描きの完成
下描きが完成しました。
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