1.構図を考える
提供者 : セルシス
更新日 : 2015/06/30
閲覧数 : 5130回 総合評価 : 0件
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最初にラフや下描きを作成して、ペン入れするための土台を作ります。「ラフ」で紹介している[配色設定]は、背景のあるイラストを描くときの作品全体の雰囲気を掴むためにも、作っておく事をオススメします。それでは、構図→ラフ→下描き→ペン入れの順で進めていきます。
まず構図を決めます。どんなキャラをどのような配置で描くのかという、絵全体の図案を決めていきますが、鉛筆やペンで紙に描いても、IllustStudioのキャンバスに直接描いてもOKです。インスピレーションが湧くなら、どのような形でもかまいません。
私の場合は、ペンタブレットで直接キャンバスに描くことが多いのですが、その際の描画色は「黒」ではなく、その時の気分でピンと来た色を選ぶことにしています。その方がイメージが湧きやすく、次の線画工程で線が見やすくなるため、トレースもしやすくなります。
今回は題材を『月夜と少女』に決めていたので、最初に主役である月と少女を配置していきます。
■配置のポイント
背景に月などのメインとなるモチーフがある場合、月の中心部から「への字」の位置に線を引き、そこに1キャラずつ配置します (「逆への字」でも構いません) 。「への字」の短い線の方はキャラを小さく、長い方のキャラは大きく描くと、見栄えのよい配置になります。
キャラの配置を決めたら、「どんなポーズをしているか」「背景の開いている部分に何を入れるか」を描き込みます。空だけでは背景に締まりがないので、キャラの足元に街の夜景を入れる事にしました。
イメージを固めておくために軽く街の影を描き足して、構図は完成です。
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