5.調整
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1.質感を加える
これで一通り色は塗れましたが、少し工夫をしていきましょう。[レイヤー]メニュー→[新規フィルタレイヤー作成]で[質感]を選択します。 今回は種類を[画用紙]にします。解像度は「72」を選びます。この数字が少なければ少ないほど、紙の柄が細かくなります。濃さは「100%」を選びます。この数字を下げると柄が薄くなります。[OK]ボタンを押すと、絵全体に「画用紙の上に描いたような」アナログ画材の質感を出すことが出来ました。
2.さらに質感を加える
さらにもう一工夫していきましょう。3通りの方法で質感を加えます。新規レイヤーを作成し、[彩色]リブの[パターンブラシ]→[にじみスプレー]を使って絵全体に同系色の色をのせていきます(左図)。のせ終わったらこのレイヤーの設定を[焼き込みカラー]にし、透明度を下げます(右図)。こうすることで部分的に彩度が上がり、かすかなまだら模様が出来ます。アナログイラストの持つかすかな塗りムラを擬似的に表現できます。
新規レイヤーを作成し、 [パターンブラシ]→[スプレー(大)]で、白色のしぶきを散らします。適度に散らしたらレイヤーの設定を「加算(発行)」にし、透明度を下げます。そうすると白一色のしぶきが下の色と混ざり合いキレイな色合いになって、いいアクセントになります。
新規レイヤーを作成し、[フィルタ]メニュー→[効果]→[雲模様]を選択します。すると、画面にまだらの模様が出来ます(左図)。レイヤーの設定を[焼き込みカラー]にして、透明度を下げます(右図)。これもアナログ画材のような自然なムラを演出するのに有効な手法です。
絵全体の色のバランスを確認し、[フィルタ]メニューの[トーンカーブ]や[明るさ・コントラスト]などを使い、色の微調整を行います。また、気になったところを少し描き込んだりして、納得のいくところまで調整します。
完成です!
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