2.線画作成

1.ペン入れ

「下描き」レイヤーの不透明度を下げ、新しいレイヤーを「下描き」レイヤーの上に作成し、ペン入れをします。使用するツールは、[ペン]ツールの[丸]、色は黒を使います。ツールオプションは下図のように設定します。はみ出した所は[消しゴム]ツールで消すので、気にせずに勢いよく線を引いていきます。

[ペン]ツールの設定です。

[消しゴム]ツールの設定です。ぼやけないように[硬さ]の設定は、100に設定しています。

2.線の太さ、強弱

輪郭や手前にあるものを太く、後ろにあるものや小さい付属品は細くなるようにペン入れをします。今回は基本サイズを2.0にし、1.0～3.0のサイズを使い分けました。太くしすぎた部分は、[消しゴム]ツールを使って調節します。

厚みのある革製品などには、この段階で「ふち」をつけておきます。

3.線画完成

パースがかかっている部分は[定規レイヤー]を表示し、先程使った[パース定規]を使って描きます。背景の建物は後で塗りの時に線を加えていくので、輪郭線だけ描きました。屋根の部分は[曲線]ツールを利用しています。

ラフのトレースを終えて、線画の完成です。「人物」、「人物が腰掛ける手すり」、「背景・建物」の3枚のレイヤーに分けて線画を描いていきましたが、完成した段階で手前の2枚のレイヤーを統合し、「人物・手すり」と「背景・建物」の2枚のレイヤーにしました。

次は、色塗りの準備に入ります。