8.最終仕上げ
提供者 : セルシス
更新日 : 2015/06/30
閲覧数 : 2505回 総合評価 : 0件
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あえて「整いすぎている」部分を崩していきます。CGっぽさをなるべく抑えて、絵のコンセプトである「やわらかいタッチ」の「手描き風」にするために、意図的に色を線からはみ出させたりして手描き感を出していきます。
まず、「線画(ペン入れ)」のレイヤーと「カラー(塗り)」のレイヤーをそれぞれ1枚に統合します。ただし、テーブルのチェックの柄のレイヤーは、統合してしまうと修正が難しいため残します。これで合計3枚のレイヤーになります。レイヤーの統合前には、必ずデータを[別名で保存]し、バックアップを取っておきましょう。
「線画」レイヤーと「塗り」レイヤーの間に新規レイヤーを作成し、軽く重ね塗りをして、さらに印象をやわらかくします。
わざと色を淡くはみ出させて、手描きのぶれを演出します。
隣接する所を同じ色で塗ることで、パーツごとに分けられていた彩色に繋がりを持たせます。ここでは背景の「黄緑」と髪の毛のハイライトを同系色にしています。
手前の目玉焼きには、赤などの強い色を差し色として加えます。これは、なじませるというより、目立たせる方法として行いました。
椅子と服の上着も隣接しているので、椅子に服の緑を、服に椅子の赤を入れます。お互いの色を映り込ませると自然な感じになり、座っている雰囲気がでます。
髪の毛にほつれを入れます。明るい色の細い線を髪の流れに沿って何本か入れていきます。
完成です!ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
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