3.ペン入れ
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ペン入れ作業に入ります。下描きしたレイヤーの不透明度を20%程度にします。その上に主線用のレイヤーを新規作成します。この作業以降のレイヤーは、すべて[レイヤー]パレットの[新規ラスターレイヤー作成]で作成される[ラスターレイヤー](カラー32bit)を使います。
まずは人物の主線にペン入れします。[ペン]ツールの[G]を選択し、色を「コゲ茶」にしました。カラーイラストの場合、主線は黒よりも茶色の方が全体になじみやすいので、だいたい「コゲ茶」にしています。この状態で、下絵に沿ってどんどん清書していきましょう。
彩色のことを考えた場合、「線と線の間に隙間ができないように主線を描こう」と意識してしまうかもしれませんが、私の場合は、あまりこだわらないようにしています。それよりも、線の滑らかさや勢いを大事にしています。また、目の部分はレイヤーを分けてペン入れします。彩色時に、目の主線を加工しやすくするためです。
これで人物のペン入れが終わりました。次は背景のペン入れに移ります。背景の主線用に新しく[ラスターレイヤー]を作成します。人物と同じ要領で、どんどん清書していきます。
建物の柱部分は定規を使って描きました。[レイヤープロパティ]パレットの[サブ定規をレイヤー化する]にチェックを入れると、選択中のレイヤーに[サブ定規レイヤー]が表示されます。[サブ定規レイヤー]に[直線]ツールで描画すると直線定規が描けます。定規ができたら、主線レイヤーに戻り、定規に沿って線をひきます(線は自動的に定規にスナップされます)。
今回、背景には木漏れ日の元となる森を描いていますが、木の葉っぱの部分は[パターンブラシ]ツールで描画するので、ペン入れはしないようにします。主線は建物と木の幹の部分だけ描きます。そのほかの部分は、葉っぱで隠れてしまうので描かなくても大丈夫です。これで、ペン入れが完成しました。
次回は、キャラに彩色していきます!
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