3.ブラシパターン素材:柵の制作
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黒色を使い、[直線]ツールで少し太めの縦線を等間隔になるように引きます。このとき[Shift]キーを押したまま描画すると、垂直に線を引くことができます。
次に[曲線]ツールを使い、柵のアーチを描きます。まず端にある縦線にあわせてクリックし、[Shift]キーを押しながら、もう一方の端となる縦線までドラッグします。そしてカーソルを横線の中心に持っていき、アーチの弧が中央の縦線の先端を隠す程度まで、上に動かしてクリックします。
柵の上につけた三角形は、[パターンブラシ]ツールの[ブラシ形状]を変更して描きました。[パターンブラシ]ツールのツールオプションで、[ブラシ形状]をクリックし、表示されたパターンブラシの一覧のダイアログから、[パターン素材集の一覧]で「定型」→「多角形(初期設定では三角形)」と選択します。
その他の設定は任意ですが、下図の通り[描画スタイル]は「スタンプ」、[間隔]は「固定」で100以上に設定しておくと使いやすいです。
※ツールオプションの一部のパラメータは初期状態で非表示設定になっています。すべてのパラメータを表示するには、ツールオプション下部の[すべてのパラメータを表示する]をクリックします。
その他、[図形]ツールや[直線]ツールなどを使って柵を飾っていきます。
今回の柵では、[図形]ツールの「楕円(線)」と[ペン]ツールを組み合わせて渦巻き模様を描き、そのレイヤーを複製して[編集]→[移動と変形]→[左右反転]または[上下反転]を使いながら模様を増やしてみました。
最後に、この柵を左右に並べてもキッチリと繋がるように、柵の両端を半分削除します。両端の三角形の頂点を目印に[矩形選択]ツールで選択範囲を作り、下に表示される[選択範囲ランチャー]から[選択範囲外をクリア]をクリックします。
最後に柵全体を[矩形選択]ツールで囲み、ブラシパターン素材として登録します。表現色は[グレー(8bit)]にして、描画色が反映されるブラシパターンにします。
素材を登録したら、[パターンブラシ]ツールの[ツールオプション]で[描画スタイル:リボン]、[向き:90.0]に設定して試し描きをし、きちんと左右が繋がるかどうか確かめます。 問題がなければ柵のブラシパターンの完成です。
今回自作したブラシパターン素材は以上です。背景や仕上げにこれらを使って、イラストを描き進めていきます。
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