提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/29    作家 : あららぎ蒼史(あららぎそうし)
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キャンバスサイズは、規定のサイズから[B6(350dpi)]を選択しました。サイズを自分で自由に決められる作品を描く場合、最初は行き当たりばったりで始めて、後でサイズを変更したりします。

まずは、ラフを描きます。迷うとなかなか先へ進めない性格なので、思いついたものを勢いで描いていきます。[鉛筆]ツールを使いますが、ブラシサイズは後で詳細に描き込んでいくレイヤーを重ねたときに線が見えやすいように、この段階ではちょっと太めに設定しています。

ラフ

人物の右腕が長いような気がしたのでレイヤーを複製して修正します。複製したレイヤーの右腕、元のレイヤーの右腕以外の部分を消し、ラフの線画をレイヤーで分離します。元のレイヤー(右腕の部分)を選び、[編集]メニュー→[移動と変形]→[拡大・縮小]で腕を移動して、自分で正常かなと思う位置までドラッグします。最初から描き直すよりも簡単なので、この方法を使うことがあります。

ラフ

最初のラフよりも詳細に描き込むラフを作成します。赤い線のラフレイヤーの上に新規レイヤーを作り、今度は別の色(青)で詳細に描き込んでいきます。細かく描きたいところや、苦手なパーツ(私の場合は手など…)は細めの線でじっくり描き込みます。このとき、最初に描いた赤い線のラフレイヤーは、邪魔にならない程度に不透明度を下げておきます。

ラフ

キャラの角度が気に入らないので、[編集]メニュー→[移動と変形]→[拡大・縮小]で角度を変更しました。※[編集』メニュー→[移動と変形]→[回転]でも同じ操作ができます。

ラフ

空白部分が多いと背景の描き込みに悩みますし、構図も悪い気がしたので、キャラが画面いっぱいに入る配置になるように、横長のキャンバスに変更します。[編集]メニュー→[キャンバスサイズの変更]を選択します。

キャンバスサイズ

キャンバス上に表示される赤枠をドラッグして好みのサイズにトリミングします。

トリミング

詳細なラフはこれで完成です。後は作業を進めながら、気が付いたときに線を足しますが、線が多いと迷うことがあるので、ラフの段階ではなるべく線を少なめにしておきます。

ラフ

作者プロフィール:あららぎ蒼史(あららぎそうし)  (サイトURL:http://www6.plala.or.jp/sternen-himmel/

イラストレーター。主にライトノベルの挿絵を担当しています。

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