3.着色準備

ペン入れが終わったら、いよいよ着色に…といきたいところですが、その前にひとつ準備があります。

着色しやすいように色を塗り分ける作業をしておきます。パーツごとに新しいレイヤーを作り、[塗りつぶし]ツールの[ツールオプション]で[複数参照：すべてのレイヤーを参照]にチェックを入れて、色を塗っていきます。レイヤーの合成モードは[通常]のままです。

ペン入れの線は勢いよく描いているので、線と線の間にかなり隙間があります。そのままでは必要な部分以外も塗りつぶされてしまうので、[ツールオプション]の[隙間を閉じる]の項目にチェックを入れ、数値を「15」に設定しました。この数字を大きくすると、隙間が大きくても閉じているものとして認識してくれます。

[塗りつぶし]ツールで思うように塗れなかった部分は、[鉛筆]ツールで細かく塗りつぶします。

人物も背景も細かくパーツに塗り分けます。レイヤー構成はこのようになりました。

これで着色準備は終わりです。

いよいよ着色です！