1.ラフ
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IllustStudioで描くために最初に準備したことなどを紹介します。
今回は、PSD形式(Photoshop形式)で保存してあるラフのデータを使いました。IllustStudioでは、PSD形式で保存したデータのレイヤーもそのまま使えます。
※レイヤーは全てのレイヤーを表示した状態、レイヤー効果無しで保存しておきます。
IllustStudioで、PSD形式のラフ画像を読み込みます。[ファイル]メニュー→[開く]で任意の画像を選択します。イラストサイズは縦29.72センチ×横40センチ(3510px×4724px)300dpiです。
開いた画面
読み込んだイラストの解像度は、[編集]メニュー→[キャンバス解像度の変更]で確認できます。
今はイラストの解像度を変更しないので、そのままダイアログを閉じます。読み込んだ画像を、[ファイル]メニュー→[別名で保存]または[指定の形式で保存]でIllustStudio形式に保存をしてから作業に入ります。
ラフを読み込んだ時点でのレイヤー構成はこのようになっています。
1.色見本の作成
どんな色で塗っていくかは、ラフを作画した時に決めました。そのときのラフ画像をひとつのレイヤーに統合して「色見本」という名前を付け、作画中に迷ったりした時や色を決めるときの参考に、いつでも確認できるようにレイヤーの一番上に残しておきます。イラストが完成間近になり、必要なくなった時に削除します。
色見本を作成した時に使用したレイヤーがそのままでしたが、もう必要ないので重複するレイヤーも含め削除します。修正しやすくするため、ラフの時点で全てのパーツを別レイヤーに分けて描いていますので、とてもレイヤーが多い状態です。
パーツごとに別レイヤーにしておくと、パーツの位置をいつでも気軽に移動させたり、パーツの拡大縮小などの修正が簡単にできたり、パーツごとに色塗りができます。
2.サブビューの表示
レイヤーにも色見本が残してありますが、見ながら作業がしたいのでサブビューにも表示しておきます。ラフ画像を統合した際に、解像度を72dpiに変更し、JPEG形式で[別名で保存]しておきます。[パレット]メニュー→[サブビュー]を開き、[読み込み]から、保存しておいたJPEG画像を開きます。
これで、いつでもラフ画像が確認できます。ラフ画像の時はいい感じだったのに、描き進めているとなんか違うのができてしまった!……ということを回避するためにも、ラフはいつでも見られるようにしておきます。
3.新規ウィンドウの表示
全体をみながら細部を描くためには、[ウィンドウ]メニュー→[新規ウィンドウ]で同じ画像を開き、見やすい場所に配置します。
4.ナビゲーターの表示
レイヤーが増えすぎた場合は、ウインドウが二つあると動作が重くなることがあるので、その時は[ナビゲータ]パレットで代用します。[パレットメニュー]→[ナビゲータ]を選択して[ナビゲータ]パレットを表示させます。左右反転や画面の拡大縮小も[ナビゲータ]パレットでできるので、表示させておくと便利です。
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