9.トランプの数字を書き込む
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トランプの文字をパースなどに配慮しながら描くのはなかなか骨が折れるので、別途トランプの画像を作成し、変形させることで対応することにします。
(1)[ファイル]メニュー→[新規作成]で新規キャンバスを作成します。
サイズは、下記にしました。
幅5.5センチ 高さ8.5センチ 300dpi
(2)テキストツールを使い、A、4、Q、ハートとダイヤ(機種依存文字)を打ち込みます。大きさを調節したら、文字のレイヤーを[レイヤー]メニュー→[レイヤーのラスタライズ]で変換し、[エアブラシ]ツールなどで描き込めるようにします。
先ほどテキストで打ち込んだハートとダイヤを、[編集]メニュー→[移動と変形]→[自由変形]で、形をととのえます。スペードはハートを180度回転させたものを土台に作りました。
(3)フォントを一部変えます。
最初にハートの4のカードを作り、後はそのレイアウトに合わせて拡大や変形をして、全てのカードの形をそろえます。
(4)数字に色を付けます。レイヤーの[透明部分をロック]にチェックをいれ、ハートのA、ハートの4を赤で塗りつぶします。新規レイヤーを作成し、[塗りつぶし]ツールで白く塗りつぶしたレイヤーを下に持ってきます。[レイヤー]メニュー→[下のレイヤーに結合]を選択してレイヤーを結合させて、トランプの完成です。
(5)トランプをイラストに合成します。イラストの画像とトランプの画像を同時に開いた状態にします。
(6)トランプの画像の全体を選択範囲で選択し、[編集]メニュー→「コピー」します。
そして、画像イラストをアクティブにして、[編集]メニュー→[貼り付け]ます。
拡大縮小するトランプ、合わせたいトランプともに、レイヤーの不透明度を下げると確認しながら合わせやすいです。
(7)[拡大・縮小]や[回転]で位置を合わせ、[自由変形]で形を合わせます。
(8)位置合わせが終わったら、トランプのレイヤーの不透明度を100%に戻します。トランプ画像の角がはみ出ていますので、角の丸いトランプをクリッピングフォルダ化し、フォルダの中に入れて角を丸めます。
[下のレイヤーでクリッピング]機能
この機能を使用すると、フォルダ化せずにクリッピングの機能を利用できます。
[レイヤー]メニュー→[下のレイヤーでクリッピング]を選択すると、レイヤーのアイコンの横に赤いマークがつきます。
下図の状態で描画すると、「B」レイヤーは「A」レイヤーの描画範囲にクリッピングします。
多重クリッピングはできませんが、少ない枚数で描画する場合などに有効です。
(9)[クリッピングフォルダ]を選択し、[レイヤー]メニューの[選択中のレイヤーを統合]でひとつのレイヤーにまとめます。
このままではトランプの画像が周りと比べると荒いので、綺麗に整えます。最後に修正するのは面倒ですが、自分でパースを取りながら描くよりは、簡単に遠近感がとれたものができると思います。
(10)トランプの外枠に線を入れるため、[レイヤー]パレットのトランプのレイヤーを右クリックして表示されるメニューから[レイヤーから選択範囲]→[選択範囲の作成]でトランプの形の選択範囲を作成し、[編集]メニュー→[特殊な描画]→[選択範囲をフチ取り]で線画を作成します。
トランプ アップ画像
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