3.サブビューパレット
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さて、レイヤー分けも完了したし、次はさっそく本格的な塗りの作業に……と、その前に、もうひとつだけ準備をします。
パーツ分けしたレイヤーを一度すべて非表示にして線画だけ残し、そこへ新規レイヤーをひとつ作りましょう。ここで、1枚のレイヤーに全体を大ざっぱに着色するのです!
何故このようなことをするのかというと……ひとつひとつ丁寧な塗りに入る前に、全体のバランスを見ながら「気に入った色合い」や「色の組み合わせ」を先に探しておくためです。色塗りのラフ、設計図とでも言いましょうか。こうしておくことで、完成の全体像をイメージしやすくなり、また作業の途中で迷ってしまうことも少なくなります。
というわけなので、決して丁寧に綺麗に塗る必要はありません。むしろ大事なのは「気に入った色合い」や「色の組み合わせ」を、納得のいくまで探すことです!
イメージがだいたい固まりました。完成したら、JPEGなどの画像形式で[別名で保存]しておきます。保存が完了したら、ラフ塗りをしたレイヤーは消去するか非表示にし、キャンバスをレイヤー分けしたときの状態へ戻します。次に[パレット]メニューから[サブビュー]パレットを選び、先ほど保存した画像を読み込みます。
[サブビュー]パレットで開いた画像は、[スポイト]ツールを使わなくても画像内をクリックするだけでその場所の色を読み込むことができるので、パレットの代わりになりとても便利です。画面の左上等、作画の邪魔にならないところに置いて、活用しましょう。
[サブビュー]パレットで自動的にスポイトツールに切り替わる機能を利用するには、[サブビュー]パレットメニューより、[自動でスポイトに切り替え]にチェックが入っていることを確認してください。
これで色塗り前の下準備は完了です。
次回は彩色から仕上げまでをご紹介します。
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