6.本塗り~人物~
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1.顔・髪の毛・肌を塗る。
顔と肌から。
(1)新規レイヤーを人物分(3枚)作成し、非表示にしている「影」レイヤーフォルダの下へ移動させます。
(2)このレイヤーに下地の色をスポイトしつつ、Gペンではみ出し部分や無駄な所を、上から塗りつぶしながら形を整えていきます。場合によっては下絵の無駄な線も消しゴムで削除します。
[ペン:Gペン(不透明度は30%と100%を切り替えながら)]を使用しています。
(3)整理できたら、さらに濃い色を重ね、影の部分に濃淡をつけます。
眉毛を描くときは、化粧をするイメージでリアルな質感に。
唇はグロスの光具合をイメージして塗ります。締めに白で光を入れることで、唇の艶を出して顔を仕上げます。
(4)肌の塗りも顔のときと工程はほぼ同じです。まず上に色を乗せて整理し、輪郭を整えていきます。
最後に上から頬で使用している赤色を薄くのせて、ベース色と影色をよりなじませます。
(5)再び新規レイヤーを作成し、次は髪の毛を塗っていきます。
工程は顔のときと同じで、上から色をのせつつ線を整理していきますが、個人的に髪の毛が下の線画を一番生かせるポイントと思っているので、顔や肌塗りのときよりも線画の形を適度に残しつつ塗っていきます。
髪の流れる線を意識しながら、髪の繊維を描いていくように、所々に細い線を入れると髪の毛らしい質感になります。
2.服・楽器を塗る。
新規レイヤーをそれぞれの人物レイヤーの上に作成し、今までと同様上から色をのせて整理していきます。
素材の質感を意識しながら、ここも[ペン:Gペン(不透明度は30%と100%を切り替えながら)]を使用して塗りすすめていきます。
楽器の質感ですが、太鼓と琵琶のようなものは木の素材に、手前の人物が持っている楽器は光らせた硬い石のような質感にします。弦のある楽器は本体を先に描いた後、上に新規レイヤーを作成して線を描き、後で[選択中のレイヤーを結合]で統合します。
これで人物の本塗りは完成です。
表示・非表示をやりやすくするため、各A・B・Cごとにレイヤーフォルダにまとめておきます。
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