4.基本となる色の着色

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
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基本となる色を塗ります。レイヤーは基本的に[乗算]にして色を重ね、透明感を出します。

(1)塗り用のレイヤーを作成したら、合成モードを[乗算]に設定します。

(2)筆のサイズは、はみ出してもいいので水彩の質感を出すために大きめにして、大まかな形で色を置きます。

(3)レインコート、肌などの塗りでレイヤーを新規に作成し、同様に大まかな形で色を置きます。

(4)主要なパーツの色を置き終えたら、色の調整を行います。[フィルタ]メニュー→[色相・彩度・明度]を選びます。髪の毛と、制服のレイヤーは色をもう少し暗くしたかったので、明度を下げました。

(5)他のレイヤーも全体のバランスを見ながら修正しました。

(6)全体の色が決定したら、はみ出した部分を[消しゴム]ツールで消します。

(7)色が濃く線が見づらい場合は、レイヤーの不透明度を一時的に下げます。

(8)全てのレイヤーのはみ出した部分を消す作業が終わりました。

(9)次に線画の色を変更します。線画のレイヤーを選択し、[透明部分をロック]アイコンをクリックします。

(10)まわりの塗りより少し濃い色を選び、線画の色を[鉛筆]ツールで塗ってなじませます。

(11)鉛筆線の色を変更した状態で再度全体を見直し、満足いくまで塗りと線画の調整を繰り返します。

(12)全体の色が決定したので、髪の毛などの細かい部品も同じように塗っていきます。極力レイヤーを分け、可能な限り設定を[乗算]にします。

コメント
pokan 2013/10/26 01:35
はみだしを消す時に選択範囲を作ってくりぬかない方が手塗り感が出るのでしょうか。 レイヤーは出来るだけ使って、という話だったんですけど、 髪だけでこれで何枚に分けてる、とかわかるとさらにありがたいです。