10.ラフイメージの作成
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IllustStudioを起動し、[ファイル]メニュー→[開く]からメタセコイアにより作成した背景画像を開きます。
この背景に合わせ、改めてキャラクターのラフイメージを描きます。大きくパースをつけた背景に合わせて、手前のキャラクターは大きく、奥のキャラクターは小さく描きます。
また、手前のキャラクターに関しては、手前側にある足を大きく、奥側にある頭部は小さく・・・とパーツ毎にも大小を意識して迫力を出します。
(1)ラフ用のレイヤーを作成します。
(2)ラフイメージなので[ペン]ツールでも[鉛筆]ツールでも自分の使いやすいツールで作業します。
この時点で線画用に使えそうなツールを使い、書き味を確かめておきます。
舞台が図書館ということと合わせて、本からモノを召還できるキャラクター達の戦いという設定でラフイメージを描きました。
(2)今回は背景ラフだけでなく、キャラクターラフにもメタセコイアによる3Dを用います。下画像のような刀をモデリングしました。
(3)モデルに大きくパースをつけ、レンダリングを行い画像データの保存をします。
(4)IllustStudioに戻り[ファイル]メニュー→[読み込み]→[画像ファイル]から保存した刀の画像データを読み込みます。
(4)刀画像読み込んだら、ラフが見えやすいようレイヤーの[不透明度]を下げ、調節します。
(5)[編集]メニュー→[移動と変形]から[拡大・縮小]を選択して、[拡大・縮小] [回転]、[自由な変形]等を用いてラフイメージと刀画像を合わせていきます。
(6)更に[編集]メニュー→[移動と変形]→[メッシュ変形]を選択して、メッシュのポイントを移動させます。刀の切先を湾曲させることで躍動感を出します。
刀画像の変形が完了しました。
3Dファイルの読み込み
今回は用いませんでしたが、メタセコイアにてモデルの保存をする際に、ファイル形式を[LightWave Object]で保存するとIllustStudioで3Dデータとして開くことができます。
[ファイル]→[読み込み]→[3Dファイル]からlwoファイルを読み込みます。
3Dデータを読み込んだら[3Dワークスペースプロパティ] 内の[移動][回転] [大きさ・パース]のスライダを変更してラフイメージと刀の3Dデータを合わせていきます。
今回lwoファイルを用いなかった理由として以下の2点があげられます。
・3Dワークスペースは画像の変形ができない。
・材質が反映されない。
以上でメタセコイアによる3Dモデリングを混ぜた下絵の完成です。
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