13.色の調整

着色したレイヤーを全て[レイヤー合成モード]「オーバーレイ」に変更します。
一枚ずつ[レイヤー合成モード]を変更してもいいのですが、面倒なのでフォルダにまとめ一気に変更します。

一つのフォルダにまとめるため着色したレイヤーを全て選択します。

(1)「本」レイヤーを選択し、「髪」レイヤーを[Shift]キーを押しながらクリックます。

(2)[レイヤー]メニューから[レイヤーのフォルダ化]を選択します。

(3)表示される[レイヤーのフォルダ化]ダイアログで[フォルダを閉じたときに圧縮する]のチェックを外し、[OK]をクリックします。

選択していたレイヤーがフォルダに収納されました。

(4)フォルダの[レイヤー合成モード]を「オーバーレイ」に設定します。

隠れていた線画が見えるようになり、用紙レイヤーの[キャンバスカラー]を「青」に変更したので、それに影響されて全体的に青色になりました。

現在は[キャンバスカラー]の青がベースになっていますが、新たにレイヤーを作成しベースの色を変更します。

(1)線画レイヤーの下に｢下地｣レイヤーを作ります。

(2)[カラー]パレットからグレーを選択し、[編集]メニューから[塗りつぶし]を選択し、グレーに塗りつぶします。

下地となる色が変更され、全体の色味も変わります。

この下地の色を変更することで全体の色味の調整を行うことができます。

■細かい色の調整

調整の仕方は好みですが、筆者はできるだけ線画が綺麗に見える色に調整しています。
具体的には、下記の2点に気を付けています。

・彩度の強い色をあまり用いない
・暗い色をあまり用いない

それぞれのレイヤーの色を調整します。

(1)色を変更したいレイヤーを選択し、[フィルタ]メニューから[明るさ・コントラスト]、[トーンカーブ]、[カラーバランス]を用いてそれぞれ色を調整します。

それぞれのフィルターのダイアログの[プレビュー]にチェックを入れ、色の変化を確認しながら作業します。