1.下描き
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1.キャンバスの作成
はじめにキャンバスを作成します。
(1)[ファイル]メニュー→[新規作成]を選択すると[新規作成]ダイアログが表示されます。
(2)「B5サイズ、500dpi」のキャンバスを作成します。
今回は500dpiで作成しましたが、いつもだいたい400?600dpiで作成しています。
一般的な350dpiより高い解像度に設定しているのは、少し大きめにつくっておいて、あとでデータを汎用的に使用できるようにするためと、縮小をかけることによってぎゅっとひきしめて画面の密度を上げるため、などの理由があるからです。
①ダイアログで[既定のサイズ]から「B5(350dpi)」を選択します。
②[基準解像度]に「500」と入力します。
(3)[OK]をクリックすると、キャンバスが作成できます。
2.ラフの作成
[ペン]ツールで大まかにラフを描きます。
ブラシサイズは少し太めの5px~15pxくらいを使用し、ざっくりと形をつかんでいきましょう。
また、描き込みたいモチーフをメモするような気持ちで描いておくと、作業が進んだときに描き忘れてしまうということがなくなります。
今回のイラストは、白を基調にした白鳥と少女を、天使のように描くことをコンセプトにしました。
3.レイヤー名とレイヤーの不透明度の変更
次に下描き作業に入りますが、その前に下準備をします。
これからどんどんレイヤーが増えていくため、何が描かれているレイヤーなのかわかりやすいようにレイヤー名を変えておきます。
また、ラフを参考にしながら下描きしやすいように、レイヤーの不透明度を下げておきます。
(1)レイヤー名を「ラフ」に変更します。レイヤー名は、名前部分をダブルクリックするとキーボードで直接入力できます。
(2)レイヤーの不透明度を変更します。
「ラフ」レイヤーを選択した状態で、[レイヤー]パレットの上部にあるスライダーを調節し、20%にします。
4.下描き
ラフの上に新しいレイヤーを重ね、そこに下描きします。
今回は、下描きを2回トレースしたので、それぞれの描画に違う色(オレンジと青色)を使い、レイヤーを重ねたときに変化がわかりやすいようにしました。
(1)下描き用レイヤーを作成します。[レイヤー]パレットにある[新規ラスターレイヤー作成]アイコンをクリックすると、[レイヤー]パレット内に新しいレイヤーが追加されます。新規レイヤーは、現在選択しているレイヤーのすぐ上に作成されます。
レイヤーが作成されたら、レイヤー名を「下描き①」に変更しておきます。
(2)「下描き①」レイヤーに、薄く表示しているラフの絵を参考オレンジ色で下描きをします。
下描きが終わったら、「下描き①」レイヤーの不透明度を20%に下げておきます。
(3)次に、「下描き①」レイヤーの上に新規レイヤーを作成し、レイヤー名を「下描き②」に変更します。
このレイヤーに、青色でさらに細かい下描きをしていきます。
これで下描きが完成です。こちらも、最後にレイヤーの不透明度を20%に下げておきます。
また、「ラフ」「下描き①」レイヤーは、それぞれのレイヤーの左側に表示されている「目」のマークをクリックし、レイヤーを非表示状態にしておきます。
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